介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか?

こんにちは、年末の忙しさに挫けそうな中の人です。

 

本当は先日参加した相談支援初任者研修の記事を上げたかったのですが、興味深い新聞記事を見かけたので急遽コチラを上げることにしました。

 

追記もあります。そのうち1本化するので期間限定だからと脱線しまくってる記事になりますが

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか・その2 - 介護とか介護じゃない事とかの独り言ブログ

 

さてさて、皆さんの給料はどれくらいでしょう?介護職員の月給は全産業平均と比較して9~10万円ほど低いと言われております。もちろんこれは平均値ですので地域差等が大きく関係していますが、基本的に同額またはそれ以上の開きはあるでしょう。

これを埋めていこうという国の政策案が出たようですので少しかじってみましょう。

 

 

 

介護福祉士の給料が8万円アップ!?

本当かよ!と言いたくなりますよね、わかります。以前より安倍首相が公約として掲げてきた介護・保育で働く人の処遇改善ですが、ここまで大掛かりなものは初ですもんね。まずはソースをどうぞ、僕はアジシオ派です(目玉焼きの場合)

www.news24.jp

 

ちょっと雑なソースですみません、時間ないのでとりあえず引っかかった記事を使ったので…僕は悪くありません、大したソースも記事も作れない日テレが全部悪いんです。

まずは一旦これまでの処遇改善を振り返りましょう。

 

これまでの処遇改善

 

処遇改善の話になると「貰ってない!」という意見が各所で飛び交いますが、それは後で話すとして(笑)

先に述べておきますが、処遇改善に文句ばかり言う人は少し勉強をお勧めします。現在国が制度として行っている処遇改善というのは、要は麻薬なんです。意味わからない人の方が多いかな…読み終わればわかるでしょう(たぶん)

 

平成24年 処遇改善交付金

 

一人当たり月15000円の処遇改善として全額公費でスタートしましたよね。これが言わば入口なんですね、タバコにしておきましょうそうしましょう。大丈夫です、後で意味がわかります。

公費、つまりは財源が税金なので挙って申請したはずです。また、いろいろと緩かったので余剰があればその分だけ返還すればいいという優しいシステム。入口は甘く優しく、セオリーですね。

この処遇改善交付金から始まる一連の流れには事業所にとって依存じみた側面があります。みんなやってるから自分もやらなきゃいけない、途中でやめると職員が逃げるからやめられない、というジレンマに陥るのですね。

ちなみにこの頃は賃金以外での支給も認められていました、公休増とかですね。

 

平成27年 処遇改善加算・手当

 

一人当たり月27000円の処遇改善を目指し新たにスタートしたのが処遇改善加算・手当です。こちらは利用費同様に公費9割、利用者負担1割となっていますね。また、事業所側にも厳しくなりました。余剰があった場合、なんと全額返還しなければならないんですね。余らせちゃいけないということ。

ヒャッハーーーーーーーーーーー!!!!!

と思った人も多いんじゃないでしょうか?でも現実は甘くないですよね、ブラック企業は幾らでも抜け道を持ちます。誰に幾ら支給したかは最低限だけ守っていればいいんです。これも後述します。

ちなみにこれは脱法ハーブにでもしておきましょう。

 

平成29年 処遇改善手当(パワーアップ)

 

一人当たり37000円の処遇改善を目指しパワーアップしました。それに伴い介護報酬の減額、つまり利用者さんにとってはプラマイゼロ(と思ってもらう)。

大きくは平成27年のものと変わりませんが、算定のための要件は厳しく(というか複雑に)なっています。評価すべきはその要件の中で、経験年数等での具体的な昇給等の条件を明記するルール。あとは特に評価しませんが。

これは大麻にでもしますか。大麻ですよ大麻!だいぶ危険な香りがしてきたでしょう?

 

今回の処遇改善

 

やっとソースに触れますね(笑)

今回の原案では、公費約1000億円を投じて「10年以上勤続している介護福祉士の処遇を大幅に上げる」というもの。もう少し具体的に知りたいところですが情報が少ないので勝手に妄想していきましょう。

 

対象の人数(仮)

 

まず少し計算してみましょうか。

 

1000億÷80000÷12か月=104166.6666…ざっくり104000にしましょう。

単純に10年選手のみを対象とするなら、国の想定する人数は全国で104000人くらい。

介護職員総数195万人(見込み値です、実際こんなにいません多分)

うち介護福祉士は統計値の4割として780000人

介護福祉士780000人のうち10年選手は104000人という試算と考えればいいのかな?

うーん…こんなに少ないかなあ…195万人が悪さしてる気がしますね。まあいいや。

 

上の数字から察するに、財源が足りなくなるので10年までは段階的支給とはならない気がします。9年目までそのまま、10年経ったらドカンと支給される感じ?しかも「平均8万」という言い回しも引っ掛かります。10年目で5万、その後5年を経過するごとに1万ずつ上乗せなんて支給も有り得ます。従事している事業所種別によっても格差ある可能性だってもちろんあります。

あとは10年の算定、これは何とも言えません。同一法人なのか、複数法人でもトータル10年あればいいのか。前者であれば人事異動でのトラブルが想定される(支給対象外への人事異動に応じなくなる等)ので後者になるとは思いますが…こればっかりはお上の考え方次第ですね。

さらにこれは介護職員として従事している人に限られます。つまり現行の処遇改善システム同様、介護事業所に介護業務以外で勤務するケアマネや看護師やってたりすると貰えない率が高いんですね。

そうですよ、マズい事です。

 

介護福祉士処遇改善のメリット

 

いい事は先に済ませましょう。あくまでも介護業界としてのものです、この政策の本質はアベノミクスの歯車でしかないのでしょうけれど、僕は政治評論家ではないのでそちらは割愛します。

以上です、現実とはこんなものです。

あれやこれや言いたがるでしょうけど、可視化できる効果はこの程度。仮に僕が就活中で、10年後に世間に追いつけるよ、介護いいよ!と勧められてもカケラも興味を抱きません。10年も経たないと人並みになれないのかよと考えるでしょう。なので新規に介護職を目指す人数の増加には至らない、現状維持程度にはなるかも知れませんけどね。

 

介護福祉士処遇改善のデメリット

 

大本命でーす(笑)

1分でこれだけ思いつきます。順に行きましょう。

 

介護福祉士の質の低下

 まだ原案なので言いきれませんが、少なからず10年居れば多少の伸びがあると考えていいでしょう。つまりですね、今の時点でも資格取得後に大した勉強をしない介護福祉士が更に学ばなくなる恐れがあるんです。

全員がこんな介護福祉士とは言いませんが、これに該当する介護福祉士が少なくないのが実情ですよ。仕事が忙しくて勉強する暇なんてないとか言いながらモンストはできる、そんな人。

これに関してはせっかく作ったアセッサーやキャリア制度とリンクしてしっかりと支給要件を組む必要があります。

 

②介護関係職で対象外職種の人材不足

 そこのあなた、そうケアマネのあなた。どうでしょう?給料逆転しますよ、しかも大幅に。

あ、介護福祉士持ってるから現場で働く?なるほどですね。

え?看護師からケアマネになったから介護福祉士持ってないし病院ナースになる?なるほど。

 

こうなるとどうなりますか?ケアマネがガチガチで足りなくなるとケースがあふれますよね?そしたら国はどうしますか?

ケアマネの処遇も改善しますか?いいえしません、ケアマネは今後も国家資格にはなり得ないからです。求められる専門性とかは別にして、ケアマネとは本来補助資格です。ソーシャルワーカーが受け持つべき分野ですが何しろ人数が足りない、仕方ないから介護や医療の資格持ってれば受けれる補助資格を作った、それがケアマネ。業務の性格上、事業所内では上級職として認知される事が多いですが決してそんな事はないんです。

ではどうするか?可能性として高いのはケアプラン作成の報酬を増額し、更には自己負担が付くことでしょう。報酬増により事業所ごとに処遇改善を図らせる。今現在自己負担が無いケアプラン作成に負担額を発生させ、家族等がプランを組み負担額ゼロのセルフプランを推進する。我が国の大好きな手法ですよね。

それすらしない可能性ももちろんありますけどね。

 

③いつまで続くかわからないドキドキ感

 こんなドキドキ感いらないんですけどね(笑)

現行の処遇改善すらいつまで続くかわからずドキドキするというのに、この金額が打ち切られる可能性を考えると怖くて夜も眠れませんよね。いつまでこの仕事でメシが食えるのか…この不安というのは相当なストレスであり、介護職員が共通して抱えているものです。不安がない人はめちゃくちゃ評価も処遇も高い所で働いているか、何も考えてないかのどちらかです。

 

ブラック企業の助長

 僕が特に懸念しているのがこちら。自社の痛みで給料上げなくて良くなるじゃないですか。今の給料で何とかでも食いつないでる人が公費で月8万の給料アップ、これブラックはウハウハしますよ。いっぱい増えたんだから昇給しなくていいよねと。なんとか回避する手段を講じてほしいものです。

 

支給方法の問題点

 

さて、だいぶ上の方で述べましたが処遇改善手当には支給に関する問題点が存在します。 以前のブログでも触れていますが、支給方法は事業所の裁量で好きにできるんです。ちょっと例を挙げてみます。

 

例…中の人、Aさん、Bさんが支給対象とします。月の計画値を81000円とします。

  81000÷3=それぞれに27000支給

 

  ホワイトな支給ですね。次はブラックな支給を見てみましょう。

  中の人71000円、AさんBさんそれぞれ5000円、計81000円

 

これが現実ですよ皆さん、処遇改善手当そのものはチョロまかせませんがコレは可能で実際に行われているものです。事業所の中にブラック経営者の親族やら愛人が居たりすると発生します。

 

貰ってない人って本当に居るの?

まあ居なくはないんですが…どちらかというと勘違いが多いです。これは解説します。ブラックについては上で書いてるのと被るので書きませんよ。

本当に貰っていないパターン

 これは2通りあります。

  • そもそも処遇改善加算を算定していない
  • 自分が支給条件を満たしていない

まず前者ですが、処遇改善加算・手当の導入による手間を回避するため算定をしていない事業所というのが少数あります。たまに「貰える人と貰えない人が出て不公平なので、うちの事業所では算定しない」などと大嘘謎の言い訳をする事業所があるみたいですが、本当は面倒なだけです。そんな所で細々と働いてないで転職する事を強くお勧めします。とりあえず本当に手当てが出ていないなら、処遇改善加算を取っているか確認してみて下さい。加算を算定していないのであれば手当は当然出ません。

 

続いて後者ですが、これが意外と多い。処遇改善手当の支給要件は、あくまでも介護職員です。看護師等に多い勘違いなんですが、実際業務が介護だとしてもそれは何の関係もありません。自分がどの職種として勤務しているか、これのみです。ですのでデイ看護師として勤めていて入浴介助や食事介助に入っていたとしても、看護師として勤務している以上は支給対象外です。また、看護師でなく介護職員でも同様の事が言えます。よくデイの手伝いに行くけど自分の所属は介護ではない場合なんかだと支給対象外となります。ただし介護としての勤務時間分、もしくは介護職員と同じ金額で自腹を切って支給している優良事業所だって存在します。あまり褒めないでください、恥ずかしいです。

 

支給されているのに気付いていないパターン

 

あまり居ないとは思いますが…処遇改善に関する支給方法その他については、事業所への掲示等を持って職員に周知するようにと厚労省からのお達しがあります。掲示物ちゃんと見てますかね?見てもないのに個別周知すると勝手に思って、何も聞いてないから出ていないんだろうと判断していませんか?

 

じゃあ平等に全員同額に!

 

という声が聞こえてきそうですが、それは有り得ませんし僕も反対です。簡単ですね、介護職員の質の低下に直結するからです。

 

ホワイトとかブラックとかは置いといて、雇用側としては熱心に仕事をして実績を挙げた人に手厚い報酬を与えたいというのは当然です。ただ在籍しているだけで高い報酬を求めるというのは愚の骨頂、それを得るためには本人の努力が必要なわけです。このような自堕落な考え方をする人はどの業種にも存在するのですが、こと介護業界においてはエンカウント率が倍になります。倍で済むか怪しいですが…とりあえず脱線しそうなのでブラック職員については別記事を作成します、これ以上は言及しません。

 

そんなんで実現するの?

 

ここまで挙げたデメリットを踏まえてもなお、やり方次第では有意義な政策であると言えますのでこれは実現するでしょう。そしてこの政策こそが大麻を超える覚醒剤レベルの存在となります。ここまでで危ないモノが出揃いましたので、まとめて行きましょう。

 

戦慄、処遇改善の恐怖

 

ちょっと盛りすぎたかもしれない(笑)

まずは整理しますね。事業所を毒に慣らすため、国はまずタバコ(処遇改善交付金)をバラ撒きました。みんなやってるよ、大丈夫だよと。ここで事業所は依存性(導入するしかない、導入したらやめられないジレンマ)を持ちます。

 

次に国はタバコを撒くのをやめ、脱法ハーブ(処遇改善加算・手当)を撒き始めます。既に依存を憶えた事業所はこれに手を出すしかなく、続けて同じ理由で大麻(処遇改善パワーアップ)に移行します。

 

ここまで来ると事業所はもう依存度MAXです。ここからは僕が政治家ならという視点でお送りします。

もはや依存の沼から抜け出せなくなった事業所に、僕(国)は最後の果実を与えます、覚醒剤(介護福祉士処遇改善)をチラつかせるんですね。元野球選手とか元芸能人とか、その恐ろしさは皆さんご存知の通りです。どこも申請するしかないんです、平均月8万にも上る処遇向上の可能性があるものをスルーした日にはベテラン全員から辞表を叩きつけられます。そりゃそうでしょう、残ってても貰えないなら今後貰える見込みのある事業所に移っちゃいますもの。かくして対象事業所のほぼ100%がこの処遇改善に申請し、究極の依存が始まります。

 

さて、数年を経過すると一つ問題が浮上します。こんなもの導入したら介護の離職率が下がる、つまりどんどん10年選手が増えるわけです。

 

財源が無いぞ。

 

財源を新たに創設できるアテもない、だったら何かを削るしかない。でもこれをやめたらベテランが居なくなる、何なら日本なのに暴動が起きても不思議じゃない。

 

そうだ、元々の処遇改善加算・手当をやめる時だ(キリッ

 

これまでアベノミクスによって企業、特に大企業は体力を付けていて然りです。追随できない企業は淘汰されるだけです。日本は民主主義国家ですが、社会的には資本主義となりますので弱者の淘汰は必然ですね。という乱暴な理由で処遇改善加算・手当を廃止、加算分より少しだけ低い金額を利用料に上乗せし、利用者さん側にはトータルで引き下げを謳います。そして事業所、多少の売上減少となるもののこれまで処遇改善手当として支給してきた分の維持程度はできるはず。頑張ってねーと丸投げします。

 

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 迷路の悪魔が言っている通りです、事業所にとってここが行き止まり。いくら指導しても職員の処遇を上げなかっただろ?でも制度に強制されたら出来ただろ?出来てたんなら続けろよ、やめたら人が抜けるし来ないんだぜ?という悪魔の囁きで事業所を追い込みます。弱者(選ばれない≒魅力等が無い事業所)は淘汰され、強者(職員にも利用者にも選ばれる優良事業所)が利を得るシステムの完成です。

 

とまあ妄想タイムは終了します。企業努力での処遇改善に「強制的に慣れさせる」、仮にこのシナリオ通りなら介護職員処遇改善交付金から始まったこの一連の制度は歴史に残る政策となるでしょうね。実際はそこまで考えてないかもですが(笑)

 

まとめるよ!

 

今回の原案はほぼそのまま通ることになると思います。その思惑は僕たち介護職員の理想とは違うかもしれない、でも結果的に同じような所に着地する のなら誰も文句は言わないでしょう。

既に10年選手のあなた!どうですか?いきなり8万とは行かないまでも5万ほど月収が増えたらどうでしょう?頑張って耐えてきて良かったなってなりません?まだ介護を諦める時期ではありませんよね!

これを原動力にもっと情熱的に介護と向き合う介護福祉士が増えるのであれば、僕は素晴らしい事だと思います。金の話は汚いと思われがちですが、それが無ければ何もできないのも事実。頑張る理由は人それぞれですもんね。

 

どちらかと言うと、最後の最後に踏ん張らなきゃいけないのは事業所そのもの。ぜひ惜しまず努力して欲しいものです。

 

で、お知らせです。厚労省介護保険最新情報(Vol.612)が発信されております。こういっためんどくさい複雑なものには触れたくないので各自で確認・理解をしておく事をお勧めします。間違って「解説せーや!」という声があれば頑張りますが…今週中は詰まってるので無理です(笑)ではまた!

中の人のポイント生活?

こんにちは。Tポイント偏向量産型凡人、介護の中の人です。全然介護と関係ないタイトルですよね、まあ息抜きです。

 

みなさん何かしらポイント貯めてますよね?僕はTポイントがメインで他はボチボチです。あとネット銀行系のポイントですが、こちらは微々たるもの。アンチクレジット人間なのでデビットしか使わないんです、1秒たりとも借金をしたくない=1回払いですら使いたくない(笑)でも現金を持ってると恐ろしい速度で居なくなるんです。なんでだろう?

 

ということでこの辺のゆる~い記事を書いてみます。ちなみに今回はホントに日記っていうか雑記っていうかそんなものです、具体的な比較もしないしソースも載せませんが中の人の凡人っぷりを世間様に晒すだけのグダグダ回です。

 

大前提!ポイントの選び方

個人的な意見ですし、僕の生活に合わせた形になるので当てはまらない人は

( ´_ゝ`)フーン

くらいにスルーしてください。

 

貯められて使える

貯めるだけならいくらでも貯まるものですが、いざ使うとなると不便なものもありますよね。せっかく貯めたのに使わないなんてもったいない!

幅広く使えるポイント

これですね、これがTポイント推しの一番の理由なのです。使える先が多いというのはそれだけで魅力的。貯めることが快感であまり使わなかったりもしますけど、いざという時に色んな所で使えるというのはやっぱり重要だと感じます。

次いで多いのはRポイントですが、ちょっと加盟店が減少気味ですね。一時の勢いが落ちてきたのか、一般人にはわからない何かをやらかしたのかは分かりませんが…

逆に使い道が少なくて(個人的に)嫌いなのはWAONポイントやポンタです。使い道が少ないというよりほとんどグループ内でしか使えないという範囲の狭さがもう生理的に無理です。ポンタは引換券システムがあるし余計な事業にまで手を出してない分まだいいですが、イオン(ときめきポイント、WAONポイント)は本当に嫌いです。僕はグループ内でカネを回すシステムを非常に嫌います。イオンカードで支払ってポイント5倍、貯まったポイントを使ってイオンでお得にお買い物!みたいなアレですね、経済の回転を少なからず妨げていると思います。なんでもかんでも自社で囲い込みたがると安くもなければ付加価値に特化もしていない中途半端なブランドに落ち着くのが世の常ですが、イオンはまさにその第一線を行っていますよね。

 

自分の購買スタイル、ペースを極端に変えない

たとえばですが、ドコモを使ってる人がTポイントの倍付け欲しさにソフトバンクに乗り換えるというのは考えにくいですよね?おそらくドコモを使っているのであればdポイントが付きますし、ドコモ利用料に対して付与されるdポイントの割合はソフトバンクの倍くらいあったと思います(うろ覚えですが)。わざわざそこまでしてポイントを求める必要は無いわけで、ドコモなら黙って楽天に寄せればいいだけの話。なので、もともと構築してきた自分のライフスタイルに合ったポイントの貯め方を模索すればいいだけだと思います。僕は偶然ソフトバンクユーザーだった、ソフトバンクが偶然Tポイントと提携したから楽に得できると思ってTポイントに寄せた、ただそれだけの事です。

相手(ポイント)が決まったら一途に!

使ってる人はわかると思いますが、ネットショッピングなんかしてるとTポイントやRポイントって+〇倍!みたいになってるんですよね。この〇倍って確かにおいしいんですけど、ほとんどが期間固定ポイントと言って使える先や期間が決まってるんです。しかも買い回りとかでポイント〇倍を維持しなきゃいけないという謎の使命感…こんなものをいくつもやるだけ買い物なんかないよ!という感じでメインのネットショッピング先はヤフー関係に絞ってるんですね。とてもじゃないけど複数のネットショップで倍率維持はできません。

ここからは僕のお買い物先を晒していきます。晒すだけで何も得しないから期待しないでください(笑)

Tポイント系

一番使ってます。なにより使える場所が多いのは魅力!そのぶん貯まるのも早いです。ついでにソフトバンクを使っているのでポイントの倍付けがしやすくていいです。また、Tポイント系アプリでもコツコツポイント貰ってます。

ネットショッピング

まず代表に上がるのはロハコです。これはYahooとアスクルチョメチョメ提携して運営してる個人向けアスクル的なものですね。日用品なんか買ってます、安いのとか買い歩くの面倒なもの(水とか米とか、なぜか安売りに当たらない商品とか)がほとんどですけど。税込1900円以上で送料無料というハードルの低さも有難いですね、他のネットショッピングやストアにも見習って欲しい。YahooとかAmazonとか楽天とかAmazonとかAmazonとかAmazonとか。あとはYahooショッピングとヤフオク、これも結構使います。いずれも期間限定ポイントの倍付けが大きく、貯まったポイントはロハコで日用品買うのに使ってますよ。

今の時期なんかだと人ごみの中を歩きたくないですよね、僕も余計な風邪とか貰って利用者さんに迷惑かけたくないので冬場は引きこもりの修羅と化してます。とはいえ夏場でもあまり行かないです(笑)モノを選ぶのにわざわざ時間を使いたくないんですよね、現物見ないと決められないものなんて服くらいしか無いのでほぼネット。行く時間、見る時間、比べる時間、それを持って歩く時間…トータルするとすごく時間を浪費してると思います。空いてる時間にちょこちょこ見て、お気に入りに入れて、まとめて比較して注文、あとは勝手に届く。素晴らしい時代ですね。

実店舗系

まずファミマやサークルKサンクスですね、僕はコンビニの利用率だけは都会人並です(笑)ただ時間ないからコンビニで済ますわけで、クーポンわざわざセットするのは面倒でやらない事が多いです。

ウエルシアグループに行く時は必ずクーポンチェックします、こっちはデカい!ついでに買い物はポイント3倍になる日曜か月曜にしてます。更に!ウエルシアグループの店舗では20日がお客様感謝デーとなっており、Tポイントで支払いをすると1ポイント1.5円分として使うことができます(最低200ポイントの利用=300円以上の買い物が必要)。これはとても大きいですよね。

ガソリンはエネオス一択。月に4~6万は軽くぶっとんでくので、このポイントを捨てるわけにはいきません…。

通信系

ソフトバンク祭りです(笑)以前はドコモやauを使ってた事もあります。auは独自のサービス(じぶん銀行やウォレット)を利用する人ならば得する場面があるんですが、ドコモって何が得なのか未だにわかりません。

ソフトバンクは金曜になるとミスドサーティワンタダ食い(下品)できますが、それをバラマキとか言われたりしてます。なんなら並んでる人をソフバン乞食とか。でもね、あれ経済効果あるんです。たかが200円そこらのタダ食いをしに行って、ついでに街やモールで買い物をする人だって居るわけですよ。Tポイント加盟店ばかりなのでソフトバンクが全額奢ってくれてるわけでもないでしょうし、仮に全額ソフトバンク持ちでも安い広告料ですよね。通信料を搾り取るだけで大したコンテンツも配信せず、なぜか社会貢献だと思ってるキャリアは勝手に言ってろって感じですね。

 

銀行

Yahoo系のネットショッピングでは可能な限りジャパンネット銀行の口座を登録したYウォレットで支払っています、これだけで2~3倍のポイントになります。ただし通常のジャパンネット銀行のデビット支払で貯まるポイントは渋い(500円で1ポイント=0.2%)上にTポイントではなくJNBスターです。おすすめはジャパンネット銀行の口座で作れるファミマTカード(デビット付)。こちらも通常のポイント付与率は変わりませんが、JNBスターではなくTポイントで貯まります。ファミマで支払いの際は200円に1ポイント(0.5%)付きますよ!ただし僕はカードデザインがちょっと恥ずかしいです(笑)

 

旧王者、Rポイント系

あくまでも僕の感覚で王者だったってだけです(笑)。以前はサークルKサンクスエネオスなど貯まるシーンが多かったのですが、今ではほとんど使ってません。

 

ネットショッピング系

楽天オークション亡きものとなった今、もはや楽天単体でしか貯まってません。その楽天ですら、ヤフーショッピングの価格&ポイントと比較して安い場合のみ使う程度なので年間2回とかそんなもんです。ストア数が異常に多いので安売り合戦の起こる商品は本当に安いんですが、そんな買い物何回もありませんし…。

 

実店舗系

半年に1回くらいマクドナルド、くら寿司、あとどっか(忘れた)に行く程度です。つまり使わないので貯まりません。ファストフードのジャンキーな味を求める1月4日あたりから数日は急に貯まります(笑)

 

銀行系

楽天銀行デビットのポイント付与率は支払い金額の1%と異常に高いので、支払いを楽天デビットでするとポイントがよく貯まります。が、貯めてません(笑)だって僕の生活の中ではポイントの使い道があまり無いんです、それじゃ貯めても意味がない。だから積極的には貯めに行かない=他のデビット使うという図式になるんですよね。

 

お店独自系

あまり多くは持ちませんが、よく行く店のポイントカードはちゃんと持ちます。我が家の食材なんかの買い物はほとんど僕が仕事帰りにするので、嫁様じゃなく僕が持って歩いてます。なのでマイ財布には女子の財布くらいのカードが内蔵されてますよね、お金は入ってないのにばっつんばっつんです(笑)

 

ポンタ

田舎なのでローソンばっかりです、混んでる道なんかだと左側にあるコンビニがローソンのみとかザラにあります。ポイントの貯まりが悪いわけでもないですし普通に使うのでポンタは知らないうちに貯まってますね。新商品の引換券が主な使い道になってます、チューハイとか。お菓子なんかも多いですよね、嫁様と怪獣ズが喜ぶのでたまに交換してます。

 

大嫌いなWAON

田舎なので結局行かざるを得ない場合が出てくるんですよね…だって他に行くところないんだもん。一回の金額がそれなりになる事が多いのでポイントは貯まってます。貯まってるんですが特に使う気にならないので放置してます…嫁様の化粧品買うときにでも使おうかな…

 

スーパーとか

帰りに寄るスーパーなんかのカードは全部持ってます。最近では経営統合という聞こえのいい吸収合併が盛んで、500円に1ポイント(0.2%)というネットショッピングでは考えられない低還元率になってますが無いよりマシ程度の気持ちで。

 

家電量販店

電球が切れた!とか電池が無くなった!などの緊急LINEが届くと、帰りに買って帰らないといけないので(笑)とはいえケーズ電機の安心パスポートくらいです、ヤマダはポイントの期限を忘れる率が高いのでそもそも行きません。いつでもズバッと現金値引きしてもらってます。田舎なので他の家電量販店は遠くて行きません(´;ω;`)

 

実は本命かもしれないデビット利用ポイント

前述の通り僕はクレカが嫌いです。個人的にクレカってのは小さな借金を身近にする事で抵抗を無くして、いつか大きな借金をしてもらうための入り口だと思ってます。急な出費でもすぐに借りる事ができ、なおかつリボ払いで月々の負担が軽くなるというのは確かに魅力的に聞こえますが問題は意識的なところ。借金であるという意識が鈍ると思うんです、クレカ(特にリボ払い)使ってる人どうですか?借金してると自覚してますか?さすがにプラチナやブラックあたり持てる人はリボではないでしょうし、それに見合ったサービスやフォローが魅力で持っているのだと思いますが…一般人であれば手を出すべきものではないかなあと思います。

そんな僕が愛して止まないのがデビットカード。基本的にキャッシュカードにデビット機能が付帯しているんですが、VISAやJCBなど対応するクレジット加盟店で使用できます。現金を持って歩きたくない(なぜか無くなるから)、1秒でも借金したくない、電子マネーにチャージするのもめんどくさい、でも特典は欲しいというわがままをしっかり受け止めてくれる神様のような存在です。

口座からリアルタイムで支払うので借金ではないです。逆に言うと借金ではないためクレヒス作りたい場合には意味を成しませんので、そういった目的でクレカ使ってる人には何の意味もない支払い手段ですよ。

 

住信SBI銀行

大好きです、もし大きいカードを作って貰えるなら長瀬智也さんのように肩に担いで歩きたい。しかもデザインが恐ろしくダサいいまひとつなものが多いデビットカードの中ではトップクラスにかっこいいです。もちろん写真は用意してないのでググってくださいね(笑)

デビット支払いによる還元率は1000円ごとに6円(0.6%)とデビットの中では高めの設定であり、毎月末の金土日(プレミアムフライデーからの3日間)は1%に!他にも給与の受取口座指定や口座引き落としの利用などで少しですが毎月ボーナスポイントが貰えます。貯まったポイントはキャッシュバック申請をすることで口座に入金!僕は小銭貯金だと思って貯めこんでますけど。提携ATMでの預け入れは無制限、引き出しは2回まで手数料無料ですが、会員ランクを上げれば増えますしランクのハードルもシビアではないです。ランク制の銀行には見習ってほしいですね。聞いてますかソニー銀行さんあなたの事ですよ。

あと興味ない人には不要な情報ですけど、住信SBIは外貨の取引がお得にできます。手数料が非常に安いです。

 

ジャパンネット銀行(ファミマデビットカード)

こちらはYahoo系で買い物をする人にお勧めです。上の方にも書きましたがJNBデビットは500円で1ポイント(0.2%)のJNBスターで還元なのですが、ファミデビだとTポイントでの還元となります。また、ファミマでの支払いでは200円で1ポイント(0.5%)と還元率が高くなるため、コンビニを多用するのなら間違いなくコチラを選択するのがいいですよね。

とは言うもののコンビニ利用なんてたかが知れていますし、旨味としては他のコンビニのポイントと大差はありません。このカード、口座自体はJNBなのでYahoo系での買い物、特にYウォレットの口座に指定して支払いをした時に真価を発揮します。これはコロコロ倍率が変わったりする迷惑なヤツなんですが、基本的にはYウォレットで支払うと+1倍のポイントが貰えます。その際に登録口座がJNBだった場合(口座からYウォレットに支払金額を自動チャージして支払うイメージ)に、+1倍(+2倍キャンペーンあり)のポイントが貰えるんです。

例に漏れず期間固定ポイントなんですが、普段の買い物の中から頻度や金額を考慮して一部をネットショッピングにすればいいだけの話なのでかなりお得になりますよ!

残念な点は各種手数料。入出金はそれぞれ月1回まで無料、2回目以降は3万円以上なら無料ですが3万円未満なら162円。ゆうちょATM利用時など324円というヤクザ屋さんみたいな高めの手数料となっています。なので僕の生活スタイルだとメインバンクにはできません。Tポイント加盟店での支払いをするための積立口座みたいな謎のポジションになっています、とにかく毎月残高に関わらず10万入金みたいな。

余談ですが10万にはガソリン代を含んでいるんですが、ガソスタでデビットを使う際に注意しなければいけない事があります。支払いを済ませて残高確認をしていると、待てど暮らせど支払ったはずの金額が口座から減らないという状況があるんですね。デビットカードは支払う際に残高確認が行われ、請求金額以上の残高があれば支払いができるものです。ガソスタもここまでは普通のレジと同じなんですが、なんとこの時に実際の請求をしていません。自分たちの請求業務のタイミングというか、そんな感じで請求をかけるんです。なのでこちらの意図していないタイミングで請求がかかるため、残高不足でエラーというデビットカードでは考えられない事が起こります。これを知らずにいるとクレカでもないのに凍結される可能性もあるので、使用する際は充分気を付けて下さい。

話を戻しますが僕はTポイント加盟店に限り、こちらのカードをTポイントカードとして提示して支払いは住信デビットでという使い方はしてません。面倒ですし、一会計で複数カードをやり取りすると凡ミスでカード重ねて磁気不良とかやりそうで怖いので…

 

楽天銀行

楽天グループでの買い物でザクザクポイントをゲットする上に、前述しましたが普段の支払いでもランク制を除けばデビットカード最高還元率(1%)を誇るやんごとなきポイントゲッターです。楽天LOVEな人であればそのポイントを大いに活用できるでしょう。

しかし!僕は使ってないからわかりません!以上です!

いやカードは持ってるんですけどね、楽天で買い物しないんで…。いっぱい買い物してる人は楽天でザックザクなんですけど、僕のようにYahoo系で足りてるなら別にいいかなと…思いますよ(小声)

ですが、やはり魅力を引き出せる環境の人には最高クラスのデビットカードである事は間違いありません。どこで払おうと1%ポイントバックというのは恐ろしい破壊力ですからね。

買い物パンダカードはかわいいです、自分で使う勇気はありませんが…

 

セブン銀行

田舎なのでセブンが少ないんですが、たまに行くので仕方なく作ったカードです。いちおうここもネットで開設&カード発行できるんですが、比較的遅かった記憶があります。他社の倍は日数かかったはずです、大したセキュリティでもない銀行ですが客選びは慎重なようです。カードできてすぐ幾らか預け入れして以来そのまま、つまりほとんど使っていないです。よく考えたらWAONよりこっちのが悪質ですのでディスっておきます。

まずnanacoポイント一体型にしたのですが、そもそもnanacoポイントはそのままでは使えません。nanacoに移行して初めて使えるのですが、お客様わざわざ手間をかけさせ、しかもネットで処理ができずわざわざレジか機械での移行作業、おまけに他社ポイント等に移せる先がほぼ無いに等しいと、もうバカにされているとしか思えない内容。更にnanacoに移行したところで電子マネーなんて普段使わないもんだから金額もわからず面倒で使いたくないという地獄。

ポイントについてはセブン利用時に1.5%、7&iグループでの支払いで1%なんですが、この中にヨーカドーやヨークマートなどは含まれません。通常のJCB加盟店と同じく0.5%となってしまいます…なんだろう、本当に普及させる気あんのかなってレベルです。ただ単に銀行~購入物の支払いまでの一連の流れを囲い込みたいだけといった意図しか感じません、同じ囲い込み商売をするならせめてイオンには揃えるべきだと思うんですけどね。

ですがやはりセブン常連さんには天国モードだと思います。セブンをよく利用するのであれば、その支払いにおいては楽天カードを超えるレベルの特典になるでしょう。

カードデザインは選べますが、どれも壊滅的にダサいいまひとつです。

 

ソニー銀行

これは使ってないんですが面白いカードなのでぜひ紹介を(笑)ポイントではなくキャッシュバックという分かりやすいカードです。普通に使ってる分には0.5%の還元率ですが、ClubSという独自の会員ランクがシルバーになると1%、プラチナにまで上がればその還元率は2%という頭おかしいレベルへと到達します。でも心配しないでください!

無理です(笑)

シルバーランクですら月末残高300万以上or外貨積立合計額5万以上or投資信託合計5万以上となっています。ましてやプラチナでは外貨積立と投資信託の合計額が1000万以上となかなかの鬼畜っぷり。つまり外貨取引を前提として、なおかつソニー銀行をメインバンクにする覚悟でもなければランクアップは不可能なんです。

あ、真のお金持ちさんはどうぞ勝手にしてくださいね。

カードデザインはおしゃれな感じ、女性が違和感なく持てそうなイメージですね。

 

他にもありますよ!

ここまで自分で持っているものを紹介してきましたが、デビットカードを扱う銀行は他にもあります。やはり各社で特徴に違いがあるものなので、自分に合ったものを選択するのが一番ですね。

 

さいごに

意外と長くなったけどもう少しだけ続きますよ(笑)

僕の先月(H29.10)の獲得ポイントを晒します。特に意識しまくってポイント集めに買い物したわけではないので、割と現実的な月でした。数字はざっくりです。

 

ガソリン…36000円、Tポイント300p(2倍デーあり)

ロハコ…8000円、Tポイント1600p(期間固定ポイント含)

Yahooショッピング…13000円、Tポイント3000p(期間固定ポイント含)

スーパー(食品)とか…40000円、住信SBIポイント250p、Tポイント40p

お酒代…15000円、Tポイント450p(全てウエルシア)

 

大きいものはこれくらいです、出費112000円に対してTポイント5390p、住信SBIポイント250pでした。このほかに消耗品購入、スーパー独自のポイント、コンビニ利用時のTポイントやポンタ等も少しあるんですが、とりあえず大きいのだけ入れてます。

上の合計だけで総還元率は4.6%となっております、なかなか悪くないですね。基本的に安くないものは買わない主義なので、買っているものの価格自体は安いです。安く買った上でポイントバックになっているので割といい結果だと思ってます。

今月と12月はネットショッピングの頻度も金額も上がります(誕生日やらクリスマスやらイベントが多い)ので、たぶん単月で10000pは軽く超えてくると思います(今月はとっくに超えてます)。そのぶん出費も多いという事ではありますが、ホークス優勝と11月11日という一年で最大のセールもあったので出費に対して割と高い還元率でポイント獲得ができている事でしょう。年間トータルで考えると結構得してます、たばこ代のペイくらいにはなってます(この考えはダメですよね)。

 

ただしこれは期間固定ポイントを通常のポイントと同列に考えた場合の話なので、

あんなものポイントじゃないよ!

というアンチ期間固定ポイントの人には受け入れてもらえない計算ではあります。ほぼ毎月ネットショッピングをしているなら期間固定ポイント≒現金という見方もできるんですけど、人それぞれのペースや考え方がありますしね。

 

というわけでこんな生活を送っております。

今月は相談支援の演習が控えていて気持ちが上がらないですが…その演習をディスるフィードバックした記事を書きたいので頑張りますよ(笑)

介護だって営業は必要!みなさんちゃんと行ってますか?

だいぶ間が空いてしまいました、介護の中の人です。月末付近から実績やら何やら忙しいですよね。僕はできるだけの事を月末のうちに済ませます。月初めは居宅ケアマネが割と事業所に居るので実績を片手に営業に行くためです。

 

そんなわけで今回は営業活動にスポットを当てていきます。この手の話題になると必ず「福祉で営業というのに抵抗がある」とか「介護とカネを同列に考えたくない」といった声が上がります。これは間違いで、誰だって会社の為に金を稼げと言っているわけではないのです(そんな会社もあるかもしれませんが)。質の高いサービスを提供し続けるには当然お金が必要です、人的にも物的にも利益が無ければ現状維持すらままなりません。自分たちが今以上のサービスを提供し、それに見合った評価を得るために、福祉分野においても営業⇒新規⇒売上のフローは必要なものなのです。

 

それでは行きましょう。

 

 

問い合わせ=スタート!営業とはスタート前の準備です!

初期の営業というのは、開設直後の事だけではありません。あなたが営業に配属になった、サビ管になった、訪問先のケアマネが代わった等、様々です。新規を貰うという事は、その前に問い合わせが来ているという事です。この問いあわせを貰う為の営業の目的が以下になります。

 

「あなた」に対して問い合わせをもらう

当然の事なんですが、あなたがケアマネなら知らない人に仕事を依頼しますか?過疎地で他に事業所が無い以外の理由では考えにくいですよね、何一つ関わった事の無い人に仕事を依頼するというのは抵抗があるものです。自分を知ってもらい、まずは問い合わせをしやすいと思ってもらえる状態を作りましょう。

「会社」に対して問い合わせをもらう

上と同じく、最近ポッとできた事業所や関わったことがない事業所に問い合わせはしにくいもの。また、他の事業所とどんな違いがあるのかをわざわざ聞くのは面倒と思われてしまいますよね。自分の会社の特色は聞かれて答えるのではなく、こちらから発信していきましょう。

とにかく問い合わせをもらうことが肝心!

細かいことまで考えると他にもあるのですが、大きくは上記の2点と考えています。次の項目からはもっと深く掘り下げて解説していきいます。

 

内容を分解!目的に合わせた営業で効率アップ!

やみくもに訪問し、思い付きの世間話をして帰るのは営業とは言えません。世間話をしに来れるなんてヒマなんだな、うらやましいとさえ思われる可能性があります。また、1度に多くの情報を与えすぎると相手の中で優先順位を構築されてしまい、自分が1番伝えたかったことを覚えてもらえなかったという事も発生します。売り込む内容を細分化し、それぞれに特化した営業を心掛けましょう。

初期の営業はどうすればいいの?

営業が嫌いな人は恐らくこの時点で挫折しているのではないでしょうか?行ったけど何を話していいかわからない、反応が冷たい、対応してくれない等、確かにトラウマレベルのダメージを受ける事も少なくありません。しかし!これらの理由の多くは準備不足によるもの。この人は初めて来たから話がまとまってなくても仕方ないな、などとわざわざイージーモードにしてくれる人などいないと思ってください。訪問した時点であなたは会社の看板として見られます。しっかりと売り込みができるように計画を立てて営業に臨みたいですね。ここからはちょっとしたコツみたいなものを書いていきます。

 

初回の営業

まずは自己紹介からですが、初回訪問時には名刺とともに名前と社名、あるのなら役職、なぜ来たのか(開設しました、入社しました、担当変更等)、会社のパンフレット(説明は不要です、渡すだけ)、その程度で結構です。初回からダラダラ話そうとするものではありません

パンフレットのフラグ回収

会うのが二度目以降のケアマネであれば、とりあえず天気の話なり知ってるけど知らないふりして場所のわかりにくい居宅の場所を聞くなり好きな方法で会話をスタートさせてください。前回置いてきたパンフレットの話題を出し、カバンから取り出します。ここで優良なケアマネは「あ、もらったのありますよ!」とか言いながら小走りで取ってきたりします。ガッキー似なら完璧です。このような優良ケアマネは必ず覚えておいてください。他社パンフレット等の案内をしっかり管理しているケアマネは、こちらが質の高いサービスを提供していれば必ず新規に繋がります。ちなみにパンフレットの説明は一番重要なものだけでいいです。あと今後このパンフレットは使う必要ありません、二番目三番目に重要な事を小出しに説明するだけで充分です。同じ資料を何度も見せられたら嫌になるでしょう、嫌われでもしたら事件です。ガッキー似なら尚更です

自分をアピール!

これは介護事業の営業の中では最重要です。担当や責任者として営業に行くからには、ケアマネから見たあなたは窓口であり看板です。大事な会社の売り込みは済んでいるので、今度はあなた自身を売り込みましょう。ただし、自慢や自信過剰といった印象を与えないよう配慮は必要ですよ!

  • どんな施設(サービス)をどれくらいやっていたか

同種のサービス経験者はもちろんですが、施設経験も売りになります。在宅サービスの特性上、重度ケースに関わった経験があるというのは相手に安心感を与えますよ!

  • 所有している資格。取得予定の資格の話題もアリ

さほど重要とまでは言いませんが、上級資格を重視するケアマネも居ます。また、今後のスキルアップを考えているというのはプラスになりますよ。

  • 詳しいのであれば制度の話題などもアリ

結構これは効果があります。しっかりと勉強しているんだな、介護の動向を調べているんだなと捉えてもらえます。ただし知ったかぶりは禁物!会話が進むとボロを出してしまいますよ。

  • 田舎は出身校を聞かれたりもします

差し支えなければ答えてあげてください(笑)

 

これらを全部一度にはダメですよ!小出しにしていかないと短期間で話題が無くなっちゃいます。営業慣れしている人なら話題は無限に作れますが慣れていないのであれば温存しておきましょう。

 

会社をアピール!

僕はしません(笑)というよりケースバイケースではあるんですが、会社紹介って相手に有益な情報があまり無いんですよね。大手にありがちな会社パンフ何冊も用意してゴリ押しスタイルとか何の効果も無いどころか逆に引かれます。とはいえ、あなたが会社の方針に従ってサービス提供している立場なら多少は必要です。よその事業所にはない独自の取り組み等があるのなら、その部分はしっかりアピールするべきですよ。比較は禁物!うちは◯◯社さんと違ってこんなことやりますよ、加算が少ないから◯◯社さんより負担が減りますよ、という言い方は避けましょう。

 

中期の営業

ケアマネと会話するのにも慣れてきてからの営業にはどんなものがあるでしょうか?ここでは利用ケース別に見ていきましょう。

利用ケースがある場合

やはりメインになるのは利用されている方の話題になりますよね。些細なことで構いません、ケア中の利用者さんの状況はケアマネが訪問している時とは違った面もあります。こんな反応でしたよ、いつもと違ってこうでしたよと報告して行きましょう。また、利用者さんだけでなく家族さんの報告もできるとスマートです。特に老老介護の場合は利用者さんと同じくらい介護者さんの事が心配なものです。

利用ケースが無い場合

まずは1件の新規を貰う、重要な事ですがゴリ押しはできませんよね。相手は何か理由があって問い合わせをくれないのかもしれないし、逆に問い合わせをくれる理由が無いのかもしれません。必要なのはなぜ自分の所に問い合わせが来ないか考える事です。

  • 同じサービスを併設している

相手の居宅に同じサービスが併設されていれば、なかなか問い合わせは来ないですよね。しかし焦りは禁物。時間の都合や提供地域が合わず自社対応が出来ない時だってあるんです。その時のために頻繁でなくても顔を出しておきましょう。同一サービス併設居宅の場合には、重度対応や困難ケースの話題をそれとなく絡めておくと効果的です。自社サービスと同質またはそれ以上の対応をしてくれるなと感じてもらえれば、自然と新規に結びつきます。

  • 何らかの理由で敬遠されている

これは様々あるので難しいですね。そのケアマネが過去にあなたの会社とトラブルがあったとか、懇意のケアマネからあまり良くない話を聞いているだとか、単純に開設して間もない事業所に頼むのが不安だとか、本当に多くの理由があると思います。ですが、これらも諦めてはいけません。仮に過去に何かあったとしても、今そのサービスを売り込んでいるのはあなたです。もうお分かりですよね、こういった居宅にはあなた自身の売り込みで入口を作っていきましょう。それと並行して新たな取り組み等があれば紹介を惜しまない。良くなっているんだよ、というのを印象付けましょう。

  • もうだめ、完全に嫌われてる

ご愁傷さまです(笑)嫌われてるのが会社?あなた?それで対応は分かれますよね、万が一あなたが嫌われてるならまだ救いはあります。あなたではない誰かを(併設事業所のサビ管とか)その居宅限定で担当にしてしまうんです。多少の時間はかかりますが、嫌われている人が行き続けるよりは進展が早いと思います。会社が嫌われている場合は頻度を落として訪問しましょう。頑張ってる姿を見せればわかってくれるはず!という前時代的な精神論はアウトです、現代ではもう通用しません。効率重視と割り切ってビジネスライクに行きましょう。

1年以降の営業

1年というのは目安で書いただけですが、これくらい回ると営業内容もより個別になって来ますよね。ここでは依頼の状況別で書いて行きます。

Sランク!いっぱい依頼貰ってる!

なんてありがたい状況でしょう!こんな居宅は本当に大事にしてください。ここまで信頼して貰えるなら寝てても新規は来ますね。でも行くんです、営業には絶対に行くんです。新規を狙うんじゃありません、情報を貰いましょう。周辺事業所の状況、医療連携室からのケースの行き先、ターミナルケースの状況、ケアマネ会等の予定及び参加の依頼、欲しい情報は捨てるほどあります(捨てちゃダメですよ!)。これらを把握し、どこに何を売り込むべきかをしっかり判断する事でSランクの数を増やしましょう!

Aランク!何件か貰ってるよ!

こちらも頑張って信頼を勝ち取った証です。Sランクと同じような情報も貰えますが、それ以上に考えるべきことがありますね。この先ここからのケースが増えるのかどうかです。あなたのライバル事業所と半々で依頼しているのか、それとも単純に受け持っているケースにあなたのサービスの需要が無いのか。それにより立ち回りは異なってくるでしょう。増える見込みがないのであれば訪問頻度を落とし、その時間を違うことに使って効率を上げるといった割り切も時には必要です。

ランクB!たま~に依頼があるよ!

これもAと同じように、なぜたまになのかを分析しましょう。居宅と併設の事業所で対応出来ないケースだけくれてるのか、他事業所の方が信頼されているのか、それともケアマネが10件しかケース持っていないのか。このランクBの事業所をランクAにするのが一番難しいと僕は思います。可能性があるのは目的が被る併設無し、ケース数は十分、あなたのサービスにも信頼を得ているといった居宅でしょうか。これだけの条件が揃っていれば後はもうあなたの腕次第です、ランクAに押し上げましょう!

ランクC!全然依頼されないよ!

ご愁傷さまです(笑)ここまで依頼が来ない以上、通常の営業は効果が薄いです。違う角度からのアプローチが必要ですね。次項を参考にして下さい。

 

特殊な営業

ここからはケアマネの所に行ってあれこれ喋るだけではない営業を紹介します。先に言っておきますが、僕は全部やってます。

居宅以外の営業先

営業先は居宅だけではないんです。行き先を広げることで居宅とは違う情報や新規の兆しを発見しましょう。

包括

訪問介護福祉用具では当然行っていると思うのですが訪問入浴は包括を見落としがちではないでしょうか?あくまでも問い合わせの入口として見た時に、包括も重要なんです。対象はもちろん「家の風呂が壊れたけど温泉やデイには行きたくない」という乙女心満載な利用者さん。これから増えて来そうですね!

医療連携室

これはわかってるけど病院って雰囲気が慣れなくて行きたくないって人も多いのでは?確かに上から感が半端じゃない人も居たりしますが、そんなの居宅だって居ますよね?勇気を出して行ってみましょう、あなたの介護理念だけでも伝われば効果は大きいですよ!また、後述する病院主催の勉強会なんかの入口にもなります!

デイサービス

ココだって立派な入口!件数は目立ちませんが、デイから評価を貰ってるといいことあるんです。特に単独デイが素敵です。まず、デイの利用者さんは日中のほとんどをデイに居て過ごします。職員も少なからず毎週1回はその利用者さんの状況を見ていますよね?そうすると、職員は利用者さんやケアマネに提案をするんです。迎えに行くと準備が出来ていない事が多いから朝ヘルパーを入れて欲しい、歩行がふらふらするから歩行器が必要かもしれない、こんな感じで。そこで、どこを使っていいか分からない利用者さんに善意のアドバイスをするんです。「この間あっちの席の◯◯さんが中の人の事業所に頼んだら、次に日に持ってきてくれたよ!」こんな具合です。このままの流れでケアマネに連絡が行くと違法じゃないケアマネならそのまま僕に連絡をくれるという事になりますよね。但しデイは一日を通して忙しいもの。主任クラスまでは現場の人数ですので、センター長や所長といったヒマな割と時間の融通が利く立場の方と話すようにしましょう。

地域の場に顔を出す

メジャーなのは連絡調整会議でしょう。これはもう僕の独壇場です(笑)居宅ケアマネや担会でよく会うサビ管など、知ってる顔には挨拶出来ますよね?まあどっち向いても知り合いだらけなのですが、知らない人と歩いてるケアマネがいたら真っ先に挨拶し、ついでに隣の人を紹介してもらいましょう。その人は今は介護のサビ管かもしれません。でも3年後にあなたに問い合わせをくれるケアマネになってるかもしれませんよ?そうです、先にツバをつけておくんですね。そこで一緒のケアマネが「中の人さんはすごく良く対応してくれてて」なんて紹介してくれたらもうチャンスを予約したようなものです!

事例検討会に参加

困難事例などを挙げて、それに対してどんな対応ができるか等を話し合うアレです。施設勤務時代は本当に嫌いでした、嫌々参加させられてる感の人が多いので有意義な事例検討にならないんですよ。本当に参加したくなかったです。ですが営業の一環となれば話は別!ここで切り替えて金田一少年くらいの勢いで頭をフル回転させましょう。多角的な観点で意見を出せば「コイツスゲー」な空気になります。更にグループ発表タイムには率先して発表者になりましょう。嫌な事を進んでやってくれる人、このイメージは介護業界では大きく影響してきますよ。

包括や病院主催の勉強会

これは中身に用はありません。貴重な学びの場ではありますが、今は営業の話。これはケアマネ会みたいなネットワークが強い地域だけかもしれませんが、勉強会の後が大事なんです。懇親会というスーパーぶっちゃけタイムの存在です。ここではターゲットを絞ってくださいね。普段から仲のいいケアマネには一回くらいお酌はしておきたいですが、メインは上の方で書きましたランクBとランクCあたりです。お酒の力を存分に活かし、どこにどれくらい頼んでるのかを上手く引き出して下さい。なんならこちらもぶっちゃけましょう、1件お仕事ください!本当に自信あるから見てください!これです。でも相手によりますよ、相手が熱血嫌いだったりすると「何このチープな修造」とか思われて再起不能になります(笑)

逆に避けるべき営業

いくら売り込みたいからと言っても限度があります。営業は自分のため5割、会社のため1割、相手のため4割くらいと思って臨みましょう。

身勝手な内容系

ケアマネもヒマではありません。仕事を中断して話を聞いてくれているのですから、相手にとって有益な会話でなければ評価を下げられてしまいます。普段の会話と同じもので、相手の一方的な話を聞くだけというのは苦痛なものです。

自己アピールのみ

会社のアピールも同様ですが、営業感を出しすぎると相手は引いてしまいます。売り込みは全体の3割、多くても4割程度に留めましょう。

大変アピール

これも論外。あなたの目の前にいる人だって大変な仕事をしているんです。自分が一番忙しい発言をする人は仕事ができないイメージしかないですよ。

悪口

他社の悪口はもちろん自社の悪口もダメです。自社に関しては本当に程度の軽い自虐くらいならOKですが、結局は相手の捉え方次第。控えた方が無難です。

何をしに来たのか伝わらない系

せっかく訪問してケアマネと会話ができたのに、何も伝わらなければ意味がありません。自分は何を伝えたいのか、相手は何を聞きたいのかを意識した営業が大切です。

話題に詰まる

論外です。ケアマネと話す時点で何からスタートするか、メインの話題は何か、そのための誘導ワードは何か程度は決まっているべきですよ。

ソースが弱い

僕は基本的に営業ツールのようなものを使いませんが、明確な数字が必要であったり、口だけで信用させるのには無理がある場合には当然用意していきます。裏付けを相手に明示する事で、盛ってないよホントだよ!を伝える感じですね。

自分の立場を下げすぎる系

僕たちから見るとケアマネは仕事をくれる神様のようなものです。法的解釈やケアマネはこうあるべきとかは別にして、実際のところは新規を貰う窓口みたいな感じなんですよね。だからと言って神様扱いしすぎるのは禁物!あくまでもビジネスライクに対応したいものです。

とにかくケアマネの言いなり

この日のこの時間じゃないと他に回すとか、対応できない事をなんとか対応しろだとか…そういう勘違いしたのは断りましょう。なんでも対応してくれるという評価は確かに欲しいです。が、問題はその先ですよね。一度受けたら二度目三度目…と介護保険法にケンカを売るような要求が必ず上がります。そんな要求をのみ続けて気が付いたらライバル事業所にまで話が聞こえている、あそこはやっちゃいけない事まで対応して新規を増やしていると噂になって…なんて事になりかねません。末路がどうなるかはお察しください。神様みたいなものであって、実際のところは神様でもなんでもなく普通にビジネスパートナーなんです。時には毅然とした態度で臨むことも大切ですよ。

 お願いしてしまう

どちらかというと精神論に近い気がしなくもないですが、僕は「お願いしない」営業を心掛けています。なんというか余裕を見せたいんです、余裕があると男はモテる営業感が薄れ、お互いリラックスした状態で会話ができますよね。この空気作りって大事だと思ってます。逆に言うとすぐにお願いしてしまう営業をしていると相手に焦燥感や必死さが変に映ってしまい「がっつくなぁコイツ」とか思われる原因になります。たまにはいいんですが、あまり頻繁にお願いはしたくないですね。

 

小賢しい営業スキル

自分で実践している少し斜め上の営業スタイルです。自己責任でお願いします(笑)

ポケットから何か出てくる

冬になったら飴玉でもあげましょう、女性は声が命ですとか思ってもいない一言を添えると完璧です。買ったなんて言っちゃダメですよ、いま玄関の前で拾ったやつだから気にしないでくださいとか適当に言って渡してあげてください。ビスケット入れといて叩いて割れたのをあげるのもいいですね、スーツで行った場合はその日にクリーニングに出すことをお勧めしますが。

気持ちよくディスる

仲のいいケアマネなら傷つかない、むしろ喜ぶレベルでディスるのも一つ。チャラいですよねーとか、元気がいいから外まで声してましたよくらいの。適度であれば、あの人うちの管理者と仲いいんだなとかなります。失敗した場合はお察しください

急に頭が切れる人になる

普段から訪問していると、結構フランクな会話になってきたりします。僕も雨降りに「天気いいですね」とか「ここ終わったら洗濯もの助けに家に寄ります」とか言ってます。が、ケアマネもやはり人間です。かなりの高確率で出てくるのが時事ネタ。もちろんこちらから振るパターンもあるんですが、よく出てくるのは介護保険改定選挙(県以下はほぼ出ない)、近場の指定ぶっ飛ばしあたりでしょうか?最近では北朝鮮なんかも少し出ますね(笑)こういった興味はあるけど誰も気にしないから知らない小難しくて敬遠されがちな話題でこそ本気を出すのです。衆議院が今解散するメリットは何か、議席はどれくらいになりそうか。改定はこんな感じで草案が出てますよねキツいですね、あそこは真面目にやってるイメージだったので指定取り消しは不思議ですね、うちではこう対処していきたいですね。将軍の髪型の維持が高コストで国にお金と電気が足りないみたいですね。こんな感じで相手がまだ得ていない情報を出していきましょう。重要なのは「介護以外の事も勉強しているんだな」というイメージを与える事。簡単に言えば自分を良く見せるって事ですね。

さっき得た情報を自分の物にする

上とは逆に相手から自分の知らない情報を得る場合もあります。よく学んでいるケアマネは情報収集もしっかりしており、このネット時代ですからケアマネ向けのサイトなんかもあるので現場で働いてるスタッフよりは遥かに情報を得やすいです。そこで、A社で自分の知らない制度改定の話になり、何らかの情報を得たとします。コンビニに寄ります。スマホで調べます。「ホンマや!」となったらB社に行きましょう。そしてさわやかにこう言うのです。

「改定の最新情報見ました?昨日の記事だったんですけど見逃してて今朝見たんですけどね

朝から熱心&情報通といったポイント二重取り的なお得感が満載ですね、Tポイントもびっくりです!A社のケアマネには申し訳ないですが、喋り商売ってこういうものなんですよね。

工程を素直に伝える

「忙しいでしょ?新規受けれるの?」と聞かれる事ありませんか?まだまだ余裕があれば大丈夫ですなんて言えるのですが、なかなか空き時間が無い場合もあります。僕はそんな時、「無理です」と笑顔でハッキリ答え、続けて「でも何とかします、もし利用を検討する事があったらまずは連絡ください」と伝えます。なんとかしてくれる人というポジションを絶対に崩したくありません(笑)現場のスタッフには「マジで勘弁してくれ」なんて言われたりしますが、「キツいならその曜日は俺が出るから大丈夫でしょ」とか言ってると自分たちで何とかしてくれます。負けず嫌いなスタッフに囲まれて幸せな限りですが、やりすぎると辞められちゃう恐れもあるので程度には気を付けてますね。

相手の変化に注目

髪型が変わった時なんかは絶対に反応してます、以下テンプレです。

全て個人の感想です。

だいたいこのあたりですね、特に宮崎あおい深田恭子ヘビロテです。名前の前に「ちょっと前の」が必要ですが、大体の髪型をカバーしてくれます。

もちろん相手は選びます、これをおべっかだのセクハラだのと解釈されたら堪りませんからね。僕が褒めてるのは髪型だけですし。

 

なんだか最後はネタ感しかない内容になってしまいましたが、以上で今回の記事は終了となります。営業なんて楽しくないとか嫌いだと思っている人はたくさん居ると思いますが、1ヶ月でいいから少し頑張ってみてください。会社に行かされるのではなく、自分から行くという意識を持って自分が売り上げを作っているのだと感じて下さい。そうすれば何かしらの成果になり、その成果は次の成果を生み出す「やる気」に繋がります。それでも心が折れそうな時は海でも眺めて一日を無駄にする事も大事。それでリフレッシュできるなら安いものです。

 

字数の割になかなか細かい事が書けないですね、ブログって難しい(笑)需要があればサービスごととかもっと細かく書いた方がいいのかな…とか感じております。

人と会話するのが本当に苦手な介護の中の人でした。

倒産に次ぐ倒産…介護業界も経営下手では生き残れない!

こんにちは、介護の中の人です。

実は介護と全く関係ない事業を立ち上げてみたかったりしますが、それはまた別のお話。

 

さて、福祉事業においても利益が無ければ会社は回りませんし、当然倒産もします。2016年の介護事業所倒産件数は100件を超え、過去最多を記録した様です。今回は倒産する介護事業所の特徴にはどんなものがあるのか考えていきましょう。あなたの会社は大丈夫ですか?

 

 

 

売上が少ない

いきなり極論であります(笑)とはいえ売上が少ないと言っても様々な要因がありますよね。順に見ていきましょう。

 

利用数が少ないパターン

これは利用者さんに選ばれていない、と自覚を持つべきものです。利用者さんに選ばれないということは…

・新規が少ない

まず新規と現利用数は分けて考える必要があります。施設ならよっぽどでなければ待機が居るので意識しにくいとは思いますが、在宅事業所には待機などというものは存在しません。常に出ていき、常に入ってきます。ところが、入ってくる=新規が止まると利用数は減少するだけです。この新規を獲得する努力が必要なんですが、これがお粗末。そのお粗末な一例が以下になります。

・魅力がない

売りになるものがない、と言い換えても良いでしょう。デイサービスを例に挙げると、うちは誕生会や季節の行事をやっているし、レクも充実している!なんて言うと思いますが、そんな事はどこの事業所でもやってるんです。現在こういった行事ってのはやってて当たり前なんですよね。リハ付きだとか目に見えた違いならともかく、そんな当たり前の事で集客にはなりません

・利用者さんからの評判が悪い

目も当てられません(笑)しかもこれ、なかなか見えないんです。利用者さんや家族さんは、同じように介護サービスを利用している方とのいわゆるネットワークを持っています。その中で「あそこは職員がダメだ」とか「風呂がいつも最後だ」というマイナスな話題が広がっていきます。そのへんのオバちゃんの井戸端会議と同じで、舐めていると恐ろしい速度で伝わっていきます。逆に良い噂というのもあるのですが、コチラはよっぽどの評価でない限り浸透せず、そのスピードも遅いです。ですので、自分の施設の悪い評判が広がっている!と気付いた時には施設以外の人はみんな知っているという、いつの間にか超ハードモードに突入していたという状態になります。

・ケアマネに評価されていない

ケアマネは厳密に言うと「紹介」ができないものとされております。あくまでも利用者さんの状況を踏まえ、「施設には入りたくないんですね、でも入浴はしたいんですね。では訪問入浴とデイサービスがありますよ。デイサービスがいいんですね、AとBが近所ですが、少し離れるCもここまで迎えに来てくれますね」といった具合に選択肢を与えるのが正式な流れです。ところが!実際には「評判いいAにしましょう」やら「Bなら人も少ないし気を遣わないよ」と自己判断の紹介をする方も一定数います。もちろんこれケアマネの理念というか存在理由からすると逸脱行為なのですが、「利用者さんの為に少しアドバイスしただけ」といった意識なんですね。だからたぶん100年経っても無くならないです、無くならない以上はコチラも無視する訳には行きません。ケアマネさんには普段からしっかりと対応しておきましょう。

 

利用数はあるものの売り上げが悪いパターン

サービスにはそれなりに入っているのに売り上げが伸びない…そんなパターンがこちらです。これは介護に対して使命感の強すぎる事業所が多いのではないでしょうか?

・低収益の提供回数(時間)が多い

主に挙げられるのは介護度の低い方(サービス単価が低い)の利用が多いという事。しかも在宅事業所においては死活問題となる地域もあります、総合事業の開始です。これ一般に向けた制度の説明がほんと雑で(福祉制度は全部そうですけど)、しかも地域差があるもんだから調べるの大変だと思います。なので詳細は別に記事を作成しますが、簡単に言えば「要支援1~2の方について、一部在宅サービスは地方自治体の運営となる」わけです。結果、単位数を下げる自治体もあると。既存の利用者さんの為にと下がった単位で委託提供等を続ける…この先はお察しください。2017年も倒産は多いでしょう。

・効率の悪い工程を組まざるを得ない

これは訪問介護が特に陥りやすいんですが、じわじわととんでもないダメージが蓄積されていきます。時間対金額で考えた時に、移動は長ければ長いほど損失となります。ここまでは訪問系共通なのですが、訪問介護独特の問題である「いつ終わるか分からない付き添いに人を駆り出さなければならない」モードの存在はネック。受診介助というゴールのわからないマラソンです。パートさんなんかだと次のケアが組めない等の理由から社員が割り当てられるパターンが多いですが、社員という人件費の塊を時間の区切りなく外に出すのは本当に頭もお腹も痛くなります。まあ仕方ないんですけど。

上記と違い、事業所の意思で更に上級の難易度を選択する事があります。それが通院等乗降介助というナイトメアモードです。これは車も人員も余裕があり、むしろ5人くらい毎日内勤してるよ!っていうブルジョワ事業所に任せる案件です。小規模事業所であったり、新規開業した事業所なんかは手を出してはいけません!

「利用したいけど他の事業所が埋まってるという声があって…」

「乗降やらないと新規がこなくて…」

こんなものは理由ではありません。どこの世界に利用者さんを理由に使って会社を潰す経営者がいるんですか、介護業界の一番悪いところです。 いいですか、介護は慈善事業ではないんです。精神的な意味ではそれでもいいんですが、実質的には営利事業である自覚を持つべきです。売上あっての利益です、利益あっての存続や発展です、その先に物質的なサービスの向上があるんです。この部分は経営者だけでなく現場も意識して変えていかないと、倒産最多記録に貢献する結果となりますよ。

経費が大きい

経費は大から小まですが、それによる損失は確実に積み重なっていきます。かといってケチになりすぎるとサービスの質を落としかねませんのでバランスが大事。使うべきところに使った上で、押さえていきましょう。

会社が下手くそなパターン

・見栄を張りたがる

介護に限らず、そこそこ成長中のそこそこ大きい会社がやらかします。そうです、自社ビルの建設です。この手の経営者は幼いころに桃鉄をやってないんでしょうか?新社屋建設の恐ろしさをまるで理解してないですよね。ちなみにこれ、投資とかの世界では有名だそうで、「立派な自社ビルを建設した時が、その会社のピーク」みたいな法則があるそうです。それを提唱した人の名前から、パーキンソンの法則と呼ぶそうな…介護事業所にとっては笑えない名前と内容ですね。

・車両経費が削れない

エアーマンが倒せても車両経緯が削れなければ意味がありません。まずはリース車両です。大企業についてはリースのメリットを最大限活かす事が可能ですが、小規模事業所ではメリットが薄く、むしろデメリットの方が目立ちます。リース車両の魅力というのは

・何から何まで経費計上できる

・台数が多ければ割引も多くなる

・事業計画等での計算が非常に楽になる

この辺が大きいところです。しかしこれ、小規模事業所にとってはそこまで魅力的ではありません。特に在宅事業所。そもそも論として利益の繰り越しが多額になり得ない(介護ブラック除く)以上、経費計上による節税効果が無いに等しいです。台数も多く置かないので、割引も発生せず事業計画も元々楽、これもメリットになりません。ですが、「やっぱリースの方が安心だよね!」という謎理論から理由なくリースを利用する事業所ってあるんですよ。コピー機ならともかく車両リースは経費を肥やす原因なんですけどね。

・会社独特の儀式がある

大手なんかにありがちですが、どこどこで関東の責任者が集まって会議を開くとか全国で(さすがに今時ないかな…)集まって会議やるとか聞きますよね。ネットでやるとかエリアマネージャー置くとかすればいいのに…それで飛躍的に売上が上がるんですか?上がりませんよ。商品開発とか関わる事業ならまだしも、介護ですよ?その交通費とか宿泊費って経費ですよね?その経費を利用者さんなり職員に還元する方法を模索しましょうよ。

・居宅介護支援事業所(ケアマネ)を併設したがる

小規模では論外です。最初からどっかの有名なケアマネが来てくれる前提なら望みはありますが、基本的には始めたばっかの事業所のあまり見たこともないケアマネに仕事は来ません。「ケアマネ居ないと新規が…」これは妄言。ケアマネ居ないと新規が来ないような事業所のケアマネにも新規は来ませんよ。ある程度の規模になってから考えましょう。ちなみに個人で居宅介護支援事業所をやる分には全然OKです。自宅兼事務所なら経費はかなり抑えられますし、夫婦でケアマネとかならもう最強です。

・新品や高性能品への拘り

モノによってはいいんですが僕個人としては基本的に反対です、特に新規開業の小規模事業所では。例えばデスクですが、こんなもん物が置けて引き出しが閉まればそれでいいんです。パソコンだって、打てて文字が出ればそれでいいんです。椅子は…腰痛くなるので少しだけいいの使います(笑)これらをいちいち新品で揃えて、シャレオツなオフィスにしたがるとかもう謎。大都市部ならまだしも。小規模だったら事務所だって民家でもいいんですよ?それで抑えられるコストは莫大です。実績作って売上が伸びてきたら国道沿いなりのテナント借りたらいいんじゃないですかね?環境がモチベーションに繋がるんだ!とか言わないで下さいね、モチベーションに左右されるような事務仕事なんて無いんですから。

従業員が意識低いパターン

・経費遣いが荒い

ちょっと古くなったから雑巾買ったよ!とニコニコして言われた日にはもう吐き気がしてきませんか?事務所で暇そうにしてる時間に縫えばいいのに、わざわざ購入し、挙句

には古い雑巾は既にゴミ箱の中…もうこれホラーですよホラー、背中ざわざわです。経費についてあまりにも縛りすぎると「この会社は従業員を信用してない」というイメージを持たれる場合がありますが、ゆるすぎると必要のない経費をかけられたりします。せめて購入前に一声掛けるようなルール(普通こんなものなくても聞くぐらいしますが)程度は作っておいた方がいいかもしれませんよ。

・物品の破損が多い

これ一番悪質です。悪気があって壊してるんじゃないってわかるんです。わかるんですけど、気の緩みがあるから壊してるのもまた事実です。そしてよく壊す人というのはどこの会社でも決まっており、殿堂入りをするとハカイダーというあだ名になるのはどこにでもある事ですね。これって本当に気を付けて欲しいんです、物品の破損というのは何の側面も持たず、ただの損失なのです。それにかかった経費というのは捨てたのと変わらないんですよ。一番ぜい肉と呼ぶにふさわしい経費かもしれませんね。

長いから一回まとめてみます

どうでしょう?かなりざっくり書いたつもりですがこれくらいになります。細かく書くと10倍くらいになりそうですね…項目ごとの記事にした方が良かったかもしれませんが、あまり長い文章にすると僕自身が余計なことを言い始める気がしますね、やっぱりこれで良かったという事にしておきます。

ここまで書いてきた中に自分の会社に当てはまるものが多いなら、多少の警戒はしておく事をお勧めします。奇跡的に全部当てはまったなら明日辞めて下さい(笑)

というのも、ここまでの特徴が当てはまる会社は少なからずブラックの恐れがあります。今回の記事は「介護ブラック」について書く為の準備的なものなので、共通するものは非常に多いです。

 

最後に…

 

・地味な節約でホワイト企業をアピールしていくよ!

ごめんなさい、あまり節約という程でもないので小話になるんですが…これは真似してほしいから書きます。うちは法人カードというのを無駄に複数使用しています。ジャパンネットをファミマカードに変更しようか悩んでおりますが(笑)例えばコピー用紙。このデジタル化の現代において、介護業界って紙媒体が増える一方なんです。これに関しては賛否あるかと思いますが、僕個人としては病院の電カルとか保険やら携帯ショップの電子契約書は導入するべきと感じます。税金事業だから署名捺印が必要ですとかテンプレ回答される事は必至ですが、それって個人と自治体だけで良くない?と常々思っています。で、話が逸れましたがポイント。毎月それなりには購入品が出てくるので地味に貯まるんです。ロハコ大好き(笑)現状、ポイントの扱いってのが税務的にノータッチなんですが、別になんか買ったら雑収入とかで組み込めばいいだけの話。うちはそんなもん買ってないから記入しませんけど。

え?使い道?夏のあっつい日にみんなでアイス食べるんですよ。現場で頑張る人たちに対する福利厚生の一環です(ドヤッ)

自己紹介という自虐プレイ

プロフ欄に記入したにも関わらず、画面の右側ではてな強制おすすめされているので自己紹介的な事をしてみます。

 

北国に住んでおります、生粋の田舎人です。田舎とは言いますがテレビもラジオもあるし車もまあまあ走ってます。バスは所により1度しか来ませんが…

 

介護でご飯を食べたり食べさせたりしています。同じく嫁様が介護のパートをしております。2歳と5歳の怪獣がおりますが、こちらはブログの趣旨と合わないのでほとんど登場しない予定です (;^_^A

 

それなりの歳のおっさんです、なので若すぎる話題が苦手です。趣味に割けるだけのまとまった時間がほとんどなく(まとまった時間は怪獣に破壊される為)、短時間で少しずつ進められるかなとブログに手を出した次第です。

 

基本的には介護に関わる記事メインとなります。あまり皆さんが書かないような過激な生々しい事を発信できたらなと。このブログがきっかけにでもなって現場を改善したり起業したりといった方が増えてくれる事を願いつつマイペースに更新していきますね。

 

それでは介護してる人やされてる人、またはどちらでもない人まで、不慣れな文章ではありますが生温く読んでやってください。