介護職を目指す人に向けて

auのCMがツボすぎてメインをソフトバンクからauにしようか本気で悩んでおります…介護の中の人です。

さて、そろそろ新卒の方を意識する時期になってきました。新卒いいんですよねぇ…やらしい意味じゃないですからね(笑)変なクセとかないんですよ、教えたことをひたすら吸収してくれるから下手なベテラン来るより将来的には戦力になりますし。

そんな新卒さん、もしくは新たに介護職を目指す人に向けた記事になります。介護の現実や求められるものなどをダラダラ書いていきますので参考にして頂ければ幸いです。

ちなみにですが訪問看護や訪問リハビリのような専門職は除外しております。

介護職員に求められるもの

このくだりは完全に僕の主観です。よく介護事業所は「資質」なんて言葉を使いたがりますが、あの言葉あまり好きじゃないんですよね。まあいいや、さっそく行きましょう。

観察力、洞察力

僕が一番求めるのはこれです。業務が早いとかスマイルが0円とかどうでもいい、これに尽きます。

いわゆる気付きというやつなんですが、これがなかなか難しい。介護の仕事している人の9割は自分で思っているほど気付けていないものです。普段と様子が違う、何がどの様に違うのか、それは何故か…ここまで凡人の仕事です、そんなの何も気付いてないようなもの。もう1ステップ、「もしかしてだけどこんな理由もあるんじゃないか、違うアプローチがあるんじゃないか」ココが欲しいんです。

ご飯が食べれない⇒この人たまに食べないよね⇒波があるんだろうね⇒夜も食べなかったらエンシュア飲ませよう…これじゃ足りない。確かに一部そういった波がある方もいます。でももっと欲しいんです、口腔内にトラブルがあるんじゃないだろうか、義歯が合わなくなってきていないか。家族の面会が多い方なら家族が何か食べ物を持ってくるのでは、それを食べないと申し訳ない気持ちがあるのではないか。話さないだけで錦織選手が大好きで、負けた日は落ち込んでいるのではないか。とかね。

こういった気付きというのは才能的に持っている人、気付きを増やそうと日頃から努力している人にしかありません。ただ仕事をこなしているだけの人というのは自分の経験を超えた発想がありません、勝手に目覚めるみたいな漫画展開は起きないのです。ここはぜひ意識して介護の仕事に就いてもらいたいものです。

接遇

これも大事ですよね、むしろ新人さんのうちはそんなに酷くないでしょう。問題は慣れてきた頃です。周りの職員はみんなタメ語に近い話しかたをしている、それを一人前と勘違いしてしまうケースです。そのうち業務にも慣れ、利用者さんにも慣れ、社会人としては何も成長していないにも関わらず自分が一人前になったと勘違いしてしまうんですね。

目の前の利用者さんは長い人生を経て我々が知りえない苦労をしてきています。年上=偉いではないという考えは一部同意しますが、そんなのは仕事ができない上司にでも言ってください。大変な苦労をして地域を支えてきたんです、今なおサービス利用という形で我々の生活を支えているんです、なのに敬意を軽んじるのは論外ですよ。

もう一つ、よくある言い訳があります。タメ語=仲がいいは勘違いです、一度介護を辞めて社会の仕組みを学ぶことをお勧めします。

学びの姿勢

最近auのCMで鬼ちゃんが言っている「学んだことは誰にも奪われないから」が名言すぎて悶えております。学びに関する言葉って、よく聞くような生涯学習とか知識は裏切らないとか、名言というよりなんか植え付けようという作為的なものを感じる言葉ばかりでした。そこに来てこれです、このCMは恐らく日本で初めての「社会人ですら自ら学びを意識する言葉」になるのではないかと思っています、本気で。

仕事を始めるとなかなか学ぶ機会は作れないと思うかもしれません。でも本当は作れるんです、せっかく終わった学生に戻りたくないだけ。難しい事じゃなくていいんです、きっかけさえ作れば誰にでも出来ます。毎日10分だけ気になった介護の言葉を検索するだけでもいいんです。その中で興味が出る記事があれば見てしまうようになるんだから。意外なところからケアマネや他の専門職に対する興味が湧くかもしれません、それに向かって少しでも何かをした人は、何もしていない人と比べるべくもないほどの知識を持っている事になるでしょう。

これは既に介護職に就いている人にも声を大にして言いたい、学んでください。日常の業務だけで満足しないでください、それができてやっと給料を稼いだと思ってください。その上で自分が何をどう学び、どう活かしていくかが次に繋がります。昇進してくださいよ、それが無理な事業所なら違う事業所に移ってくださいよ。いい事業所がなければ自分で立ち上げてくださいよ。やったふりは論外ですが、野望でも情熱でも何でもいいんです、自分から学びに向かう姿勢で学んだことは活用さえすれば必ず結果を生み出します。そんな人が増えれば大した能力も無い上司ばかりという介護業界の常識が変わっていきます。介護事業所の進歩はそれからやっと始まるんですよ。

介護施設の中身

さて、ここまでで心が折れた人は多くないと思いますが問題はこれ。本当に介護を目指していいんですか?介護じゃなきゃダメですか?中身を知って転職失敗のリスクを減らすのも一つですよ。

まずは介護施設、箱物と呼ばれるものです。入所施設って思ってもらえればOKです。

大型施設介護について

伏魔殿、とはよく言ったもので施設介護の闇は深いです。もちろんクリーンな事業所だってあるはずなんですが、グレー~ブラックの率が高すぎてもはやレアな存在となっております。人の目が多いのでたまにテレビで見るようなディープな虐待案件は起こりにくいですが、小さなものは非常に多いのでは。

人間関係

大型の箱物(特養、老健)においては、もはや平成も終わろうという現代において派閥という謎システムが存在しています。これは別に派閥を作るとか宣言するわけではなく、気が付いたらAさんにばっか同調する人がいたり、Bさんばっかリスペクトしてる人が現れたり、そんなのが増えてきて自然と集団化したものを派閥と呼ぶだけです。基本的に派閥トップは措置時代の遺産であるお局様、もしくは体育会系熱血修造介護員が君臨しております。後者の場合30代にして派閥を構えるという例もあり、その勢いはお局様を苛立たせ更なる派閥争いに発展していきます(言い過ぎ)。これらは普段からバチバチやってるわけではなく、抗争の火種は主にセクション会議等。施設の夏祭りや敬老会などは企画や準備を若手に押し付け自分たちは何もしていないにも関わらず、なぜか打ち合わせという名の会合を開いたり、なぜか抗争を始めたりします。誰得だよ

業務

仕事は見て覚える程度の覚悟は必要です。施設は一日中仕事に追われており、いつまでもダラダラと教える余裕はありません。

入浴介助は業務ではなくスポーツと割り切って下さい。次から次に利用者さんが押し寄せるうえに、規模が大きいとあと何人くらいかさっぱりわからなくなります。もはやゴールの見えないマラソン状態です。

また、慣れてくると担当のケースが付いたりします。これらは主に夕方のミーティング後や夜勤の時間を使って個人の記録等を行います。この記録内容が薄かったり、その人について聞かれた際に答えられなかったりした場合は、お局様から「担当なんだから」と厳しめのダメ出しを食らいますので気を付けましょう。

小型施設介護について

有料やGH(グループホーム)、特養サテライトなどが挙げられます。大型の箱物に比べて規模は小さいものの問題は大して変わりません。逆に小規模特有の辛さというのもあります。テレビで見るようなディープな虐待案件が発生しやすいのはこのクラスです。

人間関係

職員の総数が大型と比べて遥かに少ないので油断しがちです。まずお局様の権力がすごい、下手すると何の役職も無く施設長の次くらいに発言権を持ってたりします。また、法人内で多くの事業を手掛けている場合に、大型の箱物で他の職員と上手くやっていけない人を小型の箱にぶっこむという裏技を発動する場合があります。それが少し仕事が遅いとかならマシな方なんですが…人間的に非常に問題があったりすると、もはや地獄でしかありません。

僕が知りうる限り前述の多くの事業を手掛ける法人において、GHの所長とか主任とか所謂責任者とでも言いましょうか、ダメな率が非常に高い気がします。あくまでも他と比べてって意味ですからね、全国の優秀なGH責任者の皆様すみません。

業務

大型施設に比べると肉体的には楽ですが、偏りがあります。例えば入浴介助、着脱が1人と入浴介助が1人の計2人で行うのが普通です。それ自体がキツいという程ではないんですが、まだ仕事に慣れきっていない場合はなかなかの地獄。頼れる先が多くないので一人で必死になってやってるような感覚になってきます。また、夜勤はほとんどが一人です。昼間に救急搬送された人が、SPO2低いけどベッド空いてないからなんて理由で帰された日の夜勤なんか気が狂いそうになります。そんな時に限ってナースコールめっちゃ鳴るとか、でかいリュック背負って「帰る」って人が出てくるとかもうお約束

施設の形態によっては調理もあったりします。メニューそのものは栄養士が作ったものだったりするので何を作るかは困らないのですが、問題は味付け。利用者さんは味が薄いという、私薄味が好きなのよねーと謎のアピールする職員が検食すると薄味好きの自覚あるんだか無いんだか「しょっぱい」とか書かれる、板挟みです。

在宅系事業

在宅系はサービスごとに書いていきます。というのも、人間関係とか施設ほどダラダラ書くほどではないんです。それぞれで業務内容も違いますし小分けにした方がいいかなといった感じです。

デイサービス

業務というよりも、毎月の行事が泣き所かと思います。新人さんは夏祭りや敬老会などとりあえずでメンバーに入れられることがあり、慣れないといけないという謎理論いきなり司会させられたりする世界です。それ以外の散策や誕生会においてもさり気なくメンバーに当てられたりします。

ミーティングが無駄に長い事業所が多い。出来の悪い先輩や上司は、本人は何の提案も無いくせに「なにか新しい取り組みをしなければ」みたいな学生でも言える普通の日本語ドヤ顔で繰り出します。帰れよ

曜日により利用者さんの顔ぶれが違うので、覚えるのは少し大変です。逆にメリットもあり、毎日違う利用者さんと関わるので施設ほど対人的な飽きは来ないです。

デメリットとして、重度者との関わりの少なさから業務内で介護技術が伸ばせない点が挙げられます。大型デイ以外では男性職員が少ないので送迎に行かなければならない事も女性にはデメリットでしょう。

余談ですが14:30頃から送迎までは尋常じゃないくらい時間が進みません。要フリスク

訪問介護

たった一人で戦地(利用者さん宅)に赴くという、ハリウッド映画さながらの業務です。利用者さんごとにサービスが違い、大きくは生活介護(炊事、洗濯等)・身体介護(入浴介助、院内介助等)の2つに分けられます。事業所によっては通院等乗降介助といって病院の送迎(院内の付き添いは無し)もあります。

その中でも僕が触れておきたいのは、稀に調理と入浴介助に潜む鬼畜難易度。入浴介助は自宅の風呂を使用して1人~2人のヘルパーが行うのですが、高齢者向けに作られていない昔の風呂だったりがザラにあります。狭かったりとか浴槽が高いとか。施設のだだっ広い風呂とは違う苦労があるんです。調理も一例。厳密には障がいの家事援助ですが日に1回、2時間で3食分のおかずを作るというお宅がありました。3品×3食を基準に作るのですが台所は狭く、コンロは2口。ご家族さんの希望でできるだけ一つの食材を2品以上に使わないようなメニューを求められます。カレーを作ったとするとじゃがいも、人参、肉など他のものと被らないようにという超ハードモード。慣れるまで地獄でしたほんとに。

気を付けて頂きたいのが、もの盗られ妄想がある方の家に入るとき。常に本人の視界の中で行動するようにしましょう、でなければ余計な疑いをかけられます。実際、介護職員による窃盗は訪問介護がダントツ(中でも管理者が意外と多いです)なので身の潔白を主張できる姿勢で業務に望むことをお勧めします。

訪問入浴

 3人1組で利用者さん宅を訪問し、業務に当たります。事業所ごとで1日の訪問件数はバラバラで、最大4件と経営を心配してしまう所もあれば最大10件などと大根洗いとしか思えない所まで様々です。

チームで動くので新人さんも割と気軽に入れる業務かと思いきや、重度の方が多いので場合によっては施設の特浴を超える難易度だったりもします。3人それぞれの役割や作業が明確な方が仕事はスムーズで、手が空いてる人がどっか洗うというような事業所だと仕事しにくいかと思われます。

面白いのは、インターネットの掲示板なんかで介護事業のネタを探すと普通は「訪問介護について」とか「訪問看護の人集まれ」みたいに種目別なものがほとんどです。ところが訪問入浴に至っては「訪問入浴の派遣ナース」とか、果ては「訪問入浴○○」のように具体的な会社名の掲示板まである始末。たぶん3社くらいあると思いますが、中身がエグいです。よくあんなの放っておくものだと思いますが。今時の人は応募する前にネットで多少調べるのが普通だと思うので求人が不利になってるんじゃないかな。

福祉用具

直接介護ではありませんが介護事業だし介護福祉士あればできるので一応。

形態としては2つあります。自社で在庫を持つ会社と、卸業者と契約して利用者さんとの仲介的な役割をする会社です。後者の場合は納品日時の調整連絡などの電話を行ったり来たりしなければいけません、したがってその辺りは前者の方がスムーズでしょう。また、最大の違いは納品。前者は自分で納品に行く、後者は立ち会いこそすれど納品自体は卸業者がやってくれるといったメリットがあります。経営的には一長一短ですが、働く側にはそれなりに大きな違いかもしれませんね。

会社によってはノルマとまで言わないまでも、それに近い指標があります。今後の改正で福祉用具の単位が一律になるような雰囲気もありますので営業力が求められるようになる可能性はありますが、そちらは長くなるので個別に記事にします。

業務に関しては新規や交換の対応はもちろんですが、モニタリングが割と大きなウェイトを占めます。モニタリング自体は他の事業でも行うんですが、福祉用具は普段訪問する用が無いだけに、モニタリングのために訪問する必要があるのがネック。いろいろツッコミ所のあるルールなんですが今日のところは我慢します(笑)

お給料の話

ここまでで脱落した人は居ますかね?まだそんなでもないかもしれないのでお金の話をしますよ。

誤解があるといけないので言っておきますが、別に介護職志望者を絶望させようってわけじゃないですからね(笑)何の覚悟も無く入ってすぐ辞めるよりはいいかなと思って書いてるだけですからね。

本当に安月給なのか?

具体的にどんな会社ととか比べて言うわけではありませんが、額面だけを見ると安いです。更に言うと、中途半端な昇進では大した収入増にはなりません。

都会の話は分からないので、田舎の話をします。単純に僕が勤めた事のある事業所を例に使います。大丈夫、名前出さなきゃバレません(笑)比較のため他の職業も併せて載せます。

卸会社

本給13万、車両運転手当5000円、営業手当1万、通勤手当15000円

月4~6時間の残業あり、残業代はその時々でした。月に1~2回、半日の休日出勤があり、そちらは休日手当が出ています。

ボーナス夏1.5、冬1.5

特養

本給12万、夜勤手当1回3000円(月4~5回)、介護福祉士資格手当3000円

20歳手前でパートで入社し、半年後に契約社員になった時の給料です。23歳あたりの結婚したタイミングで本給が+1万円。通勤手当もありましたが近かったので大した金額じゃなかったですね。残業はあまりなかったですが月1回の勉強会と職員会議はほぼ強制参加でした。残業代ついた事はありません。

ボーナス夏1.7、冬2.0

デイ

本給12万、送迎手当3000円、介護福祉士資格手当5000円

始業前の送迎出発、職員会議など残業はついてました。処遇改善がボーナス時期に一括支払い。

ボーナス夏1.7、冬2.0

卸会社(本社関東)

本給16万、営業手当3万、みなし残業手当2万

繁忙期は毎日残業、月に40時間ほど。週2回の休み、自由に入れられる休暇が年12回、ブラックだしきついけどいい所も微妙にある会社でした。

ボーナス夏1.3、冬1.5

ブラックRX(本社関東)

本給14万、資格手当5000円、処遇改善1万、みなし残業2万、その他3万

うろおぼえですが。手当は多いと言えば多いんですが割に合いませんでした。教育体制が脆弱で社員管理もできておらず、新聞で名前を見た事がある人も多いはず。いつか抜けられるという妄想に憑りつかれた赤字体質なので、企業努力としての処遇改善は半永久的に不可能です。

ボーナス夏1.5、冬1.9

現在

いや書けるわけないでしょうに(笑)あ、新人さんの初任給書けばいいのか。

本給14万、処遇改善3万、資格手当5000円、その他手当1万~

昇給もちろんあり。

残業、休日出勤は全額。まあ残業なんて会議くらいのものですが。自家用車使用の場合、いくらとは書きませんがよそ様の倍は出してると思います。自家用車を業務で使用した際の経費はガソリンのみと思っている事業所が多いですが、教習所からやり直してください。自動車にとって短距離の移動が多いというのは劣悪な使用環境であると言えます。業務で自家用車を使うという事はつまり、少なからずタイヤ、各オイル類、バッテリー、言ってしまえばプラグや各ブッシュに通常使用以上のストレスを蓄積しているのだという事。ガソリン代出てるからいいやというブルジョワな感覚を捨てろとは言いませんが、自家用車を使う人は少し気にしてみてもいいポイントだと思いますよ。

一年経過社員、ボーナス夏2.5、冬2.7

あとは年数と評価で段階的に。昨年最大は夏3.0、冬3.6

どうでしたか?

改めて自分のこれまでを振り返ると、ようもまあこんな薄給で車にお金を使えてたもんだと思います。貯金なんてしてなかったからですけど。

ただ、このあたりで比べるとうちの処遇って高いはずなんですがこうやって数字だけ並べてみるとあまり変わらなく見えてきますね…なにかこう目立って見えるコツとかあるのかな?

って違う、僕の話はどうでもいい。この給料でやっていくんです、それが5年か、10年か、20年かはわかりません。特に意欲的でもなく毎日与えられた仕事をただこなしてただ帰る職員は腐るほど居ます。そっちサイドに行くならもちろん処遇は同じです、だってダメな人と同じ仕事しかしないなら同じ給料でいいですもんね。真自分の食い扶持は自分で作ってやろうと思う気概があれば収入なんてどうにでもなります。大金持ちは無理ですが。

でも朗報!長期勤続で大型手当!?

現在介護業界をざわざわさせている新たな手当があります。以前2回ほど考察記事を上げているので詳しくはそちらを参考に。

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか? - 介護とか介護じゃない事とかの独り言ブログ

今ある情報で簡単に言ってしまうと、同じ施設で勤続10年を超える介護職員を基準点として新たに月8万円の処遇改善手当を出しましょうというもの。この手当の支払い対象者や割合に関しては事業所に委ねられそうなので一概には言えませんが、うちではこれを制度のままの支給にする予定です。つまり10年以上いる人にそのまま8万円出します。

先ほどの介護施設の給料を思い出してください。他産業で活躍すべき能力を持っていながらも介護に貢献してきた職員って居ます、そんな人だってあの薄給っぷりなんてザラにある話です。そんな人にこそ、介護を続けててよかったと思ってもらいたいんです。その人を見て、後輩たちが「自分もあれ貰いたい!」と奮闘してくれればいいのかなと。これを分散支給してしまうとトータルで考えた時に今以上のモチベーションアップは期待できないでしょう。それにね、分散より10年経ってから常に8万円貰い続ける方が総額では非常に多くの収入になりますよ。って脱線気味ですね。

本当に介護やりますか?

いかがでしたか?ここに書いていない現場的な業務にだってもちろん苦労はあります。ですがそれらは少し想像してみればわかる事ですから、今さら改めて書くほどのものではありませんよね。ストレスフリーな事業所ばかりならば楽なもんですが現実はそんなに甘くありません、そんな事業所の方が少ないです。今のうちに覚悟を決めるとか、就職先を考え直すとか、介護そのものを諦めるとか、その対処は人それぞれです。ストレスで潰れてしまう事のないよう、しっかり考えて自分の働き方を模索してみて下さい。

たとえ苦労しても、何が何でも介護がしたいんだ!という血迷った一緒に頑張りたくなる逸材を当社は求めております。今なら板フォン無料で差し上げます!

ではまた。