居宅介護支援事業所(ケアマネ)を選ぼう!

ホワイトクリスマスという言葉が嫌いです、介護の中の人です。

 

そりゃそうですよ、あれって雪があまり降らない地域だからいいんです。僕はクリスマスに雪降るどころかとっくに積もってる場所に住んでます。クリスマスなんて白くて当たり前です(_・ω・)_タアン!

 

という都会への憧れは置いといて。

職員サイドだけではなく利用者さんサイドにも向けた記事になります。実際に居宅介護支援事業所の中の人もぜひ読んで貰えると幸いです。

需要?知らん!

 

居宅介護支援事業所とは?

サクッと説明します。居宅介護支援事業所(以下居宅とします)とは利用者さんのケアプラン作成や介護申請の代行、各サービス利用の調整等を行う事業所となります。ケアマネジャー(以下ケアマネ)はその業務を実際にする人であり、利用者さんに担当として一人つく形になります。

 

介護保険制度は非常に乱暴複雑で、サービス利用までを個人が手探りで行うのは大変なストレスとなります。ケアマネにそれを行ってもらう事で、短期間で手軽にサービス利用を開始する事ができます。

 

また、事業所によっては不必要なほど何でもかんでも動いてくれます。これはケアマネの業務に含まれていないものまであり、個人的には推奨したくはないのですが利用者さん側から見れば何でも屋というポジションが一番しっくりくるのかなと思っています。

 

利用料はいくらなの?

かかりません。介護報酬として公費から出ていますが、利用者負担というものはH29.12現在ではまだ存在しません。

 選ぶって言うけど選べるの?

もちろんです。ケアマネとの関係が始まるタイミングは人それぞれですが、利用者さん(もしくはご家族さん)が希望する居宅介護支援事業所を選ぶ事ができます。選ぶ事ができるだけでなく、変更する事もできます。あまり好みではないケアマネだけど我慢しているといった方が多く見られますが、無理に我慢するべきではありません。

どうやって選ぶの?

介護保険は急遽利用になる方が非常に多いです、なにも準備ができないまま流されて利用に至るというのは正直しんどいものですよね。

偏り感がすごいですが、ケアマネの選び方の一例を記載していきます。

評判で選ぶ

家族が世話になった等、知人から聞く機会もあるでしょう。また、このページを見ているという事はネットの評判も一応チェックしているかと思います。

メリット

事前に何らかのメリットを得られるというのは居宅を選ぶ際には役立ちます。勧めてくれる方の情報が具体的であればあるほど優良居宅の可能性がグンと上がります。

ネットでの情報収集でも同じ事が言えます。ネットの場合は現実以上に誹謗・中傷が書かれている事がありますが、情報の吟味は慎重に。中身の薄い悪口は思い込みやワガママによる書き込みがほとんどですので、あまり気にする必要はありません。

デメリット

やはり人間ですので、どうしても主観的な情報を他者に与えます。また、情報をくれた方が複数の居宅を比較できているかにも疑問がありますよね。いくら良い良いと勧められても他の居宅と比べられないのであれば話半分程度に止めておきましょう。

ケアマネで選ぶ

評判のいいケアマネってどこにでも数人いるものですが、その人が在籍している居宅を選ぶというものです。

メリット

そのケアマネに当たることができれば最高ですよね。ケアマネはよほどの何かを持っていない限り、一般に名前が売れるという事はありません。それでも有名になってしまうようなケアマネであれば、きっと良い仕事をしてくれるでしょう。

デメリット

そのケアマネが独立しているのならともかく、どこかの居宅に雇用されている複数のケアマネの一人なのであればその人が担当になるとは限りません。よりにもよって最悪なケアマネが来る可能性も一応考えておいてください。

大規模な居宅を選ぶ

大規模な実績のある居宅がいい!全国展開している大手がいい!こんな選び方ももちろんありますよ。

メリット

大規模居宅は関わってきたケースの数が段違いです。ちょっと難しいケースの方に対応してきた実績も多い事でしょう。また、全国展開している大手と言っても中身はピンキリですが、介護で一番有名なあそこなんかは関係書類が非常に丁寧です。サービス提供側の僕から見ても素晴らしい。ケアマネ自身は恐ろしく大変でしょうけども…。

デメリット

居宅の規模が大きいと、それだけハズレを引く可能性があるというのは覚悟してください。

大手は安心というイメージはあるでしょうけど本当にピンキリです。居宅そのものも問題アリですが、どちらかと言うとケアマネの質が悪い場合が多いです。後述します。 

違う角度での選び方

ちょっと上の例だと厳しい、もう少しざっくりでもいいから手軽な基準が欲しい、そんな場合は以下をどうぞ。

ケース数で判断

介護サービス情報の公表というものがあります。最小は市町村単位で各事業所の情報を検索できるんですが、これには非常に有意義な情報が詰まっています。

まずケースの数。ここには利用者数と、介護度別の内訳が載っています。要介護1が○人、要介護5が○人といった具合に。で、本当にざっくり指標なんですが要介護5がいかに多いかに注目して下さい。ただ多いのではなく、ダントツで多いのが理想です。要介護5が多いというのは病院からの信頼があり、ターミナルケースが多く相談されている可能性があります。病院からの信頼というのは大きいですよ。癒着の可能性は否定しませんが(笑)

従業者の数で判断

従業者数は在籍人数だけでなく1年間での退職人数も載っています。介護職員ならいざ知らず居宅でポンポン辞める人はなかなか居ません。何人という基準を作るのは難しいですが、僕は3人居れば完全アウトと思っています。2人だと定年が重なったとかも有り得ますしね。

そんなにコロコロとケアマネが辞めるような所に相談なんてしたくないですよね、何回担当変更するんだ!って感じで。

求人票で判断

ここまでしないとは思いますが(笑)

全国展開している大手にありがちなんですが、求人票の時点で労働条件が悪いような居宅には人が定着しません。条件悪いなら誰も受けないと思いきや、落ちこぼれケアマネが他に行ける所無くて受けたりもします。で、地域の居宅同士のネットワークに溶け込んでいない事業所は評判を知らないので採用してしまいます。でも落ちこぼれだから辞めます。無限ループですね。

いざ利用!でもケアマネが微妙…

事業所として利用者さんと関わっていると、ケアマネに対する不満というのは結構な割合で耳にします。もちろん全て真に受けているわけではありません。ワガママが度を越えていて当てつけのような形で文句を言う人だっていますもんね。

しかしこれ、大小含めるとかなりの人数が不満を抱えているものです。

ではどんな不満があるんでしょう?

訪問に来ない

僕は結構聞くんですが、これ本当ならケアマネとして論外なんですけども(笑)基本的には月に1回、利用者さん本人と面接をすることがルールとなっています。これを怠ると閉店ガラガラになる恐れまであるので皆さん訪問しているとは思います、利用者さん側が月1回の訪問じゃ不満という事でしょうか?

 

とか考えてたら該当しそうなのが居ました。3人くらいの利用者さんからそんな話を聞いたことがあるんですが、よく考えたらそのケアマネは要求しないと情報よこさないし提供表もたまに遅れてくるし…うん、ありゃ行ってないですね(確信)。

デイに行けとしつこい 

とにかくデイに行けデイに行けとしつこい、これもぼちぼち聞きます。別にデイだけではないのですが特に目立つので例にさせてもらいます。これしつこい理由は2パターンあるんですが

 

①本当に利用者さんのためを思って言っている

②自分の実績にしたい

 

となります。①は情熱的すぎるんでしょう、家でゴロゴロしてるよりデイに行って身体を動かしたり他の利用者さんとコミュニケーションを取ったりしてADLの維持に繋げてほしいといったもの。確かにいい事ではあるんですが、利用者さんの意向を無視しすぎるのは問題アリ。

 

②は完全にアウトですが、実際に多いからたまったもんじゃありません。各種サービスを併設、もしくは同一法人で展開している居宅の場合、この自社サービスでの囲い込みというのが非常に多いです。悪質なものだと介護保険法に抵触しないよう一応は選択肢を与えたりしているのですが、結局はそれとなく自社サービスに誘導するというもの。自社サービスにどれだけ貢献しているかをケアマネの評価基準としている不届き極まりない事業所もあるぐらいです。潰れればいいのに。

 

いや、言い訳してもわかりますよ?どのサービスとは言いませんけどうちの事業の一つは圧倒的な高評価を頂いております。他社と比べる事そのものが無意味と思えるレベルで高質なサービスその他を提供しているという自負もあります。どうしてそこの事業所からだけ新規の相談が無く自社に流れるのでしょう、他のほとんどの事業所から頂いているんですけどね。そのほとんどの事業所はうちにしか依頼してないんですけどね。

 

ちょっと脱線しましたが、良いケアマネというのは意見の押し付けをしません。あくまでも利用者さんのニーズを拾い上げ、本当に必要なサービスを数点挙げ、選んで頂くものです。これは理念や理想という幻想ではなく、ケアマネに本当に求められる姿勢ではないでしょうか。 

連絡がつかない

これもよく聞くので挙げますが、ちょっと仕方ない部分はあるかなと思います。要はあまり事務所に居ないという事なのだろうと推測しますが、はっきり言います。居るわけがありません。

 

ケアマネというのは最初の方で述べている通り、各種手続きの代行や各サービス間の連絡調整があります。加えて毎月の訪問・モニタリングもあるため、利用者さん宅はもちろん役場や包括、施設等々日中を通して外出の用事がとても多いんです。まる一日事務所に居るなんてのは月初めくらいじゃないでしょうか?以前の営業についての記事でも少し書きましたが、遅くても15日を過ぎたら事務所に居ればラッキー程度の気持ちでいた方がいいでしょう。多くのケアマネがそのあたりから担当している利用者さんのお宅を訪問するからです。ある程度は予定を組んで動くものの、そこのお宅でどれくらいの時間を過ごすかは担当者会議と同じく神のみぞ知るというやつでして、一概に30分とか1時間とか言えません。ですので1日に訪問を予定できる件数などたかが知れており、必然的に事務所を空ける日数も増えるという形です。

 

ですので事務所に電話をして不在の場合は折り返しを依頼するなどして気長に待ちましょう。緊急であれば依頼する際にそれを伝えればそれなりに連絡を取ってくれます。

が、実際のところそこまで緊急性を要する用がケアマネにあるというのは稀なもの。多少なり考え、時間的に余裕があれば相手のペースでの折り返しを待ってあげる事をおすすめしますよ。

もうダメ!このケアマネは合わない!

そんな時は居宅に連絡して、その旨を伝えましょう。ケアマネ変更を提案してくるかと思いますが、事業所でどんな話をされているんだろうと考えると気が進みませんよね。そんな事はないよという方はケアマネ変更で済ませるのもよいかと思いますが、思い切って居宅ごと変更してしまう方がその後の気遣いは減ります。ただし、一度そういった思いをしてからの居宅選定はハードルを高くしがちなので結構大変です。ある程度の妥協が必要になるかもしれません。居宅変更を考えている場合は、次に依頼したい居宅を事前に調べてから動く事をお勧めします。

さいごに

ケアマネへ

これからの利用者さんは今関わっている方々より更に「気持ちが若い」ことでしょう。日中の過ごし方がプレステとか為替チェックとかそんなレベルではなくなってきます。今の高齢者では考えられない精神性や生活スタイルの方はどんどん増えていく事でしょう。前時代的なケアプランは存在価値を無くし、もっと本人に合わせた具体的なプランが求められる様になります。どうですか?今の処遇でできます?

できるという聖人のような方は出すもの出すのでうちに来てください(笑)

利用者さんへ

居宅やケアマネを変更する事に抵抗があるという方も少なくないでしょう。ですが、サービスを利用するのは利用者さんサイドです。あまり不要な我慢はせず自分たちのためになる方を選ぶのは何も悪い事ではありませんよ。

 

平成30年度介護報酬改定…0.5%ほど増加?

仕事以上に雪かきのせいでホットなニュースが書けない、介護の中の人です。

 

貴重な一日の中で2時間強も雪かきに奪われるのはさすがにキツいですね。でも朝の雪かきは嫌いじゃないです、早い時間に適度に身体を動かすと頭が冴えますもんね!冴えても大した頭ではないんですが(笑)

 

さあ、介護報酬改定がじわじわと近づいてきました。前回は大幅な報酬減となりましたが、なにやら微増の動きを見せているようです。

 

介護報酬0.5%程度プラスの動き

いきなり本題です。時期的にほぼ確定な気がします、あとは細かい調整でしょう。まずはソースをどうぞ、ちなみに僕はタルタル派です(エビフライの場合)

 

www.asahi.com

 

0.5%前半という事ですが、このあたりが微調整の範囲かと。微調整とは言っていますが0.01%でも単純計算で2億7000万くらいの金額となりますので、慎重にならざるを得ないのは当然ですね。

 

そもそも介護報酬の改定とは?

介護報酬は3年ごとに報酬が見直されることになっております。介護保険負担額や介護事業所の状況等を勘案して改定が行われます。ここ最近では介護事業所の状況という部分が大きなウエイトを占めており、介護事業所が儲かりすぎと判断されれば減額、赤字すぎと判断されれば増額と考えて結構かと思います。

前回の改定

ソースにもあるように前回の改定は平成27年度、2.27%のマイナス改定となりました。介護保険始まって以来のマイナス改定であり、これまでさんざん放置されてきた大きく改定の無かった訪問入浴でさえも対象となる大掛かりなものでしたね。

マイナス改定の影響は?

巷ではこの改定が原因で倒産事業所が増加したと騒いでいますが、実際にそうなんでしょうか?マイナス改定が事業所を倒産させるほど収益悪化に直結したとは僕には考えられませんが…。

 

数字がわかりやすい訪問入浴で計算してみましょう。改定前1250単位、月150件とした場合、月の売り上げは1,875,000円となります。一方改定後1234単位では月の売り上げが1,851,000円。その差額は24,000円となります。

 

24,000円/月です。

 

これを見て「1ヶ月で24,000円も減るなら1年で30万近いマイナスじゃないか!」と考える人は早々に撤退をお勧めします。逆に言えば1ヶ月あたり2件増やせばいいだけですよ?人数にしたら新規0.5人です。なぜその努力をせず文句だけ言うのか。

 

もちろんこれは事業によっても違いはあります。あくまでも平均で2.27%引き下げというものなので、極端に言うと0.5%の引き下げがあれば3.5%の引き下げもあるという事。もう一つ、報酬の増減というのは定員のあるサービスに特に響きます。訪問系には基本的に定員という概念がありませんので、先ほどのように(報酬が)減ったら(利用者さんを)増やせばいいという考え方ができるんです。

でも実際に倒産してるんだよね?

しています。2016年調査では108件が倒産したとの事です。2015年は76件、その前は2年連続で50件強となっています。単純に改定時期と倒産増加時期を照らし合わせると介護報酬減により倒産が増加したと言いたくなる気持ちはわかるのですが、介護報酬減額は直接の原因ではなく後押しに過ぎないのではないでしょうか。

 

僕は先ほど報酬の増減というのは定員のあるサービスに特に響くと言いましたが、事業別で見ると訪問介護事業が48件と最多なのです。次が通所・短期入所の38件、有料が11件となっております。なぜ定員概念のほとんどない訪問介護がこれほど倒産するのか不思議ですよね?でもちゃんと理由があるんです、そしてそれは通所や有料にも同じ事が言えるんですね。

必読!倒産数トップ3の共通点

先ほどの訪問介護、通所・短期入所(ほぼ通所)、有料の共通点とは何でしょう?これを理解する事で介護事業所倒産が介護報酬減だけではない事が見えてくると思います。

介護事業所倒産の記事は以前に上げましたが、今回はもう少し絞ってお届けします。

開業のしやすさ

まずはこれ、開業がしやすいという点です。もともと他の介護事業所を運営している会社はもちろん、他業種の参入や個人開業がしやすいんです。訪問介護は目に見える初期投資が少額(本当は落とし穴)ですし、デイは小規模であれば民家を使用する事もできます。有料は完全個人では厳しいですが、初期投資をクリアできる法人であれば特段問題はありません。また、詳しくは後述しますが3つともフランチャイズという手段があります。

 

開業がしやすいという事は裏を返せば誰でも参入できるという事になります。ライバルが多いんですが、こと開業となると盲目的になってしまうのでしょう。きっと大丈夫程度の心持ちでスタートしてしまうんですが、これが大きな間違いとなります。

 

そうです、あまりにも開業のハードルが低いため、それに比例してノウハウの無い素人の開業が多くなるんですね。

 

経営戦略が甘い

大企業っぽい言葉ですね。でもこれどんなに小さい会社にも必要だと思います。皆さんは昔マネーの虎という番組があった事をご存知でしょうか?独立・開業を希望する人たちが投資家(主に当時有名だった企業の社長)に投資・融資を依頼。その希望者と投資家のやりとりは非常に個性的で人間味があり面白い番組でした。ちなみに僕の尊敬する南原竜樹社長(LUFTホールディングス代表取締役)も、現社の前身であるオートトレーディングルフトジャパン代表取締役時代に出演されております。しくじり先生の南原社長出演回を見逃した事は僕の人生最大の汚点であります。

 

ちがう、脱線するところだった。

この番組で独立・開業目指す希望者が提出を求められていたのが事業計画書ですよね。事業計画書とは介護事業所でも開設時に提出し、その後も毎年(度)作成が必要なものですが全く別物です。名前は同じですが僕が言っている事業計画書とはそんな数字だけ並べただけのようなお粗末な物とは違います。

 

例えば今期、うちの事業所が昨対利益100%だったとしましょう。昨対100%というのは今期の計画達成ができなかったという事。単純な算数で考えた時に、来期も今期と同じコストで同じようなサービスしか提供できないと考えます、これは大変。次期はどうやっていくべきか。新規の必要数はどの程度か、報酬改定や法改正の動きはどうか、動きがあるならばそれも盛り込まないといけない。周辺事業所の動向はどうなっているか、実施区域の介護報酬実績の推移はどうか、そのソースは出ているか。提供数増に伴った人員確保、またその人件費はどうか。どの程度のペースで何を増やしていくのか、いつまでに何を達成するのか。

 

うちのような小さな事業所でもこの程度は最低限です。というかこれ普段から考えていなければいけませんよね。それを事業計画書にまとめるといったイメージです。

倒産する事業所はこれができていません。

ニーズはあるんだからしばらく運営していけば自然に利用者さんがくるだろう、といったミルキードリンクよりも激甘な考えがどこかにあるんです。

フランチャイズでの開業

これ一番ダメです。他業種は別として、介護事業所に関してはフランチャイズ開業を選ぶメリットが僕には一つも見えません。

 

・素人考えのスタート

まず、フランチャイズ開業をするという事はほぼほぼ素人という事です。では問います。

そんなズブズブの素人さんが介護で稼げると思ったのは何故ですか?

大企業でもなかなか参入しない業界でどうして素人が稼げると思うのか、僕はこれに並々ならぬ興味があるんです。ただ楽に稼げると思ったんですかね?まさかこれから介護人口が増加するからなんていう雑な理由ではないですよね?ぜひ経験者の声を聞かせて欲しいところです。

・改善されない知識不足

これら介護事業所の指定というのは性格的に許可制ではなく登録制と思ってください。何が言いたいかというと、

指定申請なんて簡単なもんなんです。

ネット時代ですよ、様式だけでなく記載例だってあります。例でわからなければGoogle先生が教えてくれます。僕はGoogle先生と二人三脚で申請しましたよ。そんな簡単な申請すらできない、できるかもしれないけど介護保険法に詳しくないから不安、そんなところでしょう。しかしながらこの申請すらクリアできないようでは、どうせ事業開始後も介護保険法の勉強なんてしませんよね。知識不足を理由にフランチャイズを選ぶ人はいつまで経っても知識不足という事です。

・マネーマジック!

フランチャイズというのはもちろんタダで面倒を見てくれるわけではありません。どっかの比較サイト曰く、まず開業資金として212万~450万必要になります。結構開きがありますね。開業後もロイヤリティがあり、こちらは5%固定、10万固定、6%~など様々です。「~」ってちょっと怖いですよね(笑)僕はそっちの中の人との交流が全く無いため、この部分は確実な情報を持っていません。しかしこれ、恐ろしいシステムですよね。

 

コンビニなんかと違い、介護フランチャイズ売上総利益ではなく売上に対してかかるようです。数字(%)を小さく見せたいだけな気がしなくもないですが。これを前半の訪問入浴で算出してみましょう。訪問介護?めんどくさい!ロイヤリティは一番低い5%とします。念のため言っておきますが、別にうちの事業所の数字を使うわけではありませんからね。うちはもっと稼いでます細々とやってますので。

 

1,851,000円×5%=92,550円

わかりやすく損益分岐点を100万とします。訪問入浴は損益分岐点を超えると利益変動が割と多いので一概には言えませんが、おおよそ売上の4割を利益と考えると

(1,851,000円-1,000,000円)×40%=340,400円

 

利益340,400円に対し92,550円、実に27.1%ものロイヤリティを吸われる計算になります。年間111万ほどです、こんなムダ金払うくらいならボーナスを増やしなさいよ!と叫びたくなりますね。これがマネーの現実です。今回は訪問入浴の数字を使って当てはめましたがデイサービスなんかもっと売上上がるから元になる金額が上がり、そのうえ利益率は下がるもんだから対利益で見た時のロイヤリティの割合はコンビニに匹敵すると思いますよ。デイのお金は触れたことがないからわかりませんが。

 

不適切な独立理由

これはほぼ訪問介護事業所のみでしょう。昨今の日本にはこんなにあるものかと思うほどの訪問介護事業所があり、求人の出ていない事業所は存在しないのではないかというほど慢性的に人が足りない状況です。普通の人なら開業しませんよね?開業前からす〇家状態になるのは目に見えてます。でもね、訪問介護事業所の独立というのは後を絶ちません。普通の人は開業しないんですよ?つまり普通じゃない人ちょっと変わった人が開業しているケースが散見されるという事です。

 

勤務先、もしくは経営している訪問介護事業所で「サ責」の求人を出した経験はおありでしょうか?その時どんな求職者がいましたか?こんな田舎でも割と数名来てくれるんですが…サ責求人の応募者は難あり率が半端ではないです。

一番多いのがサ責経験なし。次にこれまでの主な退職理由が人間関係ばかり。それから会社が評価をしてくれない所だったとかそんな感じの返答が並んで行きます。で、こういった答えをよこす人に僕は必ず次の質問をします。

 

あなたの介護観を教えてください。

 

まあ出るわ出るわ面接のハウツー本にだって書いてないような究極の介護理想像みたいな重たい演説、なぜそれを前職でやらなかったのか。よっぽど人間性が素晴らしそうな人でなければ、このギレン総帥もビックリな演説が出た瞬間に不採用が確定するわけですが。

 

介護業界というのはこのような本人のなかでは自立しているつもり、第三者目線からは自意識過剰とも取れる人が育ちやすいんですよ。そのへんの考察は別記事に譲るとして、実はこういったタイプの人が訪問介護事業所を立ち上げるケースが非常に多いんです。自分はこうしたい、でも雇われは自由にできない、なら独立しようといった感覚。いくら転職や独立を推奨している僕でもこのような動機のみでの開設はお勧めしません。失敗するのが目に見えているからです、ゆくゆくは利用者さんや担当ケアマネに迷惑をかける結果になりますから。

 

本題の0.5%改定

えっと…そうでしたね報酬改定の話でした、忘れてましたすいません。

 

0.5%の報酬改定による介護事業所の変化というのはほとんどありません。これまで書き連ねてきたように、倒産する事業所は報酬改定とは別のもっと大きな要因で倒産しているに過ぎないのです。逆に言うと多少増えても倒産しそうな事業所が息を吹き返す要因にはなり得ないでしょう。確かに規模が大きくなればなるほど0.5%の重みは顕著です。しかしながらそれが理由で事業所が急に好景気になる事はなく、ましてや介護職員への還元に繋がるほどのものでもありませんよね。しかもデイだけ減算とかあり得るので気は抜けませんよ(笑)

 

結局のところは企業努力であり、介護事業所における企業努力とは他ならぬ僕たち介護人の提供するサービスに他なりません。やれ経営だ営業だと騒ぎ立てる僕ですが、それはサービスをしっかり提供しているという大前提があってこそ。介護報酬に左右されない強い事業所を作るには、圧倒的な外部評価を得るのが正攻法です。

 

高価な機械を導入するのも満足度が向上するならいい事です、備品を新しくするのもサービスの一環です。ですが、それだけでは衰退します。利用者さんが最も喜んでくれるのはそれらではない。結局は僕たちが質の高いサービスを提供する事こそ即効性があり、費用対効果も最高であり、なにより大きな広告塔となってこの先の利用者さんに繋がるのではないでしょうか。

 

そのためにはあなたがダメ上司を蹴落とせるだけの評価を得るのが最良ですよ(笑)

脱線記事のウエイトに定評のある介護の中の人でした。

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか・その2

ぬぬぬ…記事の進捗がとんでもない亀作業に…介護の中の人です。

 

先日、10年超の介護福祉士に対する処遇改善の記事を上げました。

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか? - 介護とか介護じゃない事とかの独り言ブログ

 

フレッシュなうちにと上げたのですが、その後もう少し詳しい状況が見えて来たので追記というかそんな感じです。大筋は前回の記事と変わりないのでそちらをご覧ください。

 

少しだけ詳細が見えてきた

まずはこちらのソースをどうぞ、僕は塩コショウ派です(ポテトコロッケの場合)。

www.joint-kaigo.com

 

ソースが前のより少し具体的なので前回記事とは違った部分にツッコんでみましょう。

勤続10年の詳細は不明

ここは変わらず不透明なままです。勤続というと同一法人なのかなという匂いはしますが…。これはメリットよりデメリットが大きくなってしまいますので盛大にディスり慎重に分析しましょう。あくまでも同一法人で10年というルールだった場合の事です。

メリット

少ないですがメリットから。政府としては人材の定着を第一に捉えている節があるので、こういった形になるのはある意味では仕方ないのでしょう。単純に定着率の向上、もしくは離職率の低下には影響します。

また、処遇改善によりやる気を出す人だってちゃんと居るでしょう。

デメリット

すんごいありますよ、しかもエグいです。時間ないから一部だけ上げて公開します、残りは土日にでも追記します。

  • 積極的な転職の阻害

他の記事を読んでもらえるとわかると思いますが、僕は転職推進派です。介護事業所に関しては尚更で、自分のスキルアップや待遇アップのためには自分が動くべきなんです。

ですが10年居ないと貰えない、10年経って貰えるようになったら今度は辞められない。これはおかしい。1人の人生を縛り付ける事になりかねませんよね。

  • ブラック施設の延命

35歳くらいで9年目の非常に優秀な介護福祉士がブラック施設で働いていたとします。このままブラックに居ても自分はその他大勢の1人で終わってしまう、家族を金銭的に支えるためにも転職を…とか考えてたらこの制度という物語なんかザラにあると思いません?

この人はそれで生活を凌げるかもしれません。しかしですね、介護業界の今後を考えるとブラック施設に優秀な職員なんて要らないんです。さっさと撤退して優良施設が引き継ぐ方が有意義です。

ハッキリ言います、ブラックは潰すべきです。

10年経たなきゃ貰えないんだからまだ本気出さないとか、頑張っても頑張んなくても8万増えたからいいやとか、今でも腐るほど存在する「仕事してるつもり介護士」を増やす結果にもなり得ます。10年も同じ所に居ると良くも悪くも慣れが出てくるものです。

  • 人事異動トラブル

あと1年で貰えるタイミングでケアマネとか相談員になれと言われてなる人が居るでしょうか?絶対断りますよねこんなの(笑)でも人事異動というのは不当な理由でない限り断れるものではない場合がほとんど。新しいトラブルの火種の予感がします。

 

新たな解釈

「年数10年を積算根拠として8万円を出し、その配分は施設・事業所の裁量にある程度委ねていく」

出ました、お約束。現行の処遇改善と同じです。

ですがこれ、面白いかもしれない。金額が金額ですし、出し方は色々なパターンが考えられます。人によっては前述した転職なんかに関わる部分がひっくり返るかもしれませんよね。

 

A施設

10年以上の職員にそのまま8万円出しますよ

B施設

10年未満の人に3万円、10年以上の人に5万円出しますよ

 

ざっくり過ぎる例ですいません。どっちに行きますか?これ自分の年齢や現在の勤続年数でも答えが変わるんですが、僕が職員であれば間違いなくAです。35歳の誕生日に転職、生涯現場を前提として語ってみましょう。給与等の条件は同じとします。

 

A施設

45歳から貰い始めて、63歳の定年まで80,000×12×18=17,280,000円

 

B施設

35歳から貰い始めて45歳まで3,600,000円

45歳から貰い始めて63歳まで10,800,000円

合計14,400,000円

 

生涯通しての差額は2,880,000円

コンパクトカー一台分です、介護職の給料でこの差は小さくないはず。こうなるとですね、自分を評価してくれない事業所に行った方が得する人(仕事しない、できない人)も出てくるんですよ(笑)何だろう、ネタ感いっぱいになりますね。

 

小規模事業所をケアマネ兼社長でやってるとどうするんだろう(笑)社長ったってピンキリですからね、スタッフとほとんど変わらない報酬で頑張ってる人だって中には居ますし。泣きたくなるんじゃないかな。

 

着地点はほぼ変わらない

制度としての着地点は現行のものと大差ない様ですね。しかし現在以上に法人・施設ごとの差は大きくなるものと思われます。

考え方にもよりますけど、これっていい面も出てきますよ。出し方が悪い施設は職員が不足していきますよね?時間は掛かりますが自然とブラック淘汰や処遇の向上につながっていきそうなモンですけど。

結局のところ、この制度で介護を取り巻く環境が良くなるかどうかは一概には言えません。現行制度もそうなんですが、事業所のやり方と職員の要求が一致しないんです。一致するワケがないんですけど。

 

以上で追記は終了します。

ここからは少しボリュームが足りない人のためのものです、文字数を盛るためのものでもあります(笑)

追記ともども今後改めて記事の1本化をする予定のものですので、無理に今読まなくて大丈夫。ディスられるのに耐性のない人にはオススメしませんし。

 

 

制度がダメ?使い方がダメ?

現行制度が悪いとネットで見るのですが、言うほどダメでしょうか?何と比較してダメと言ってるのかは知りませんけど、そこまで言うほど悪くないシステムと感じます。更に介護業界を悪くしているのは国だとか法人だとか言いますが、働く人にも当然問題はあります。察しのいい人は気付いている事でしょうけど、ここから毒タイムです(笑)

 

国の問題点

制度そのものには大きな問題は無いと思います。中途半端なだけなんです。

 

企業を守るというのには文句は言いませんが、問題がある企業は退場させていくのも行政のあるべき姿ではないでしょうか?現行の処遇改善にしても詰めが甘い。こっちは恐ろしく手間のかかる書類を毎年毎年提出してるんです、その後の管理と報告もなかなか面倒なんです。だったらね、もう少し詰めて下さいよ。キャリア制度と強制的にリンクさせなさいよ、なんなんですかアセッサーとか何とか作るだけ作って全然活用出来ていない。

 

介護事業所なんて処遇改善手当が始まるまで自力で処遇改善ができなかったんですよ?そんな事もロクにできなかった所に丸投げしても上手く出来るわけないんです。

 

あとですね、利用者負担がざっくりすぎる。というかどうして1割負担を基準にしてしまったんでしょう?最初から2割負担を基準にして生活困窮世帯のみ1割とかにすれば良かったのに。あとサービスや利用頻度ごとでも負担割合変えるなりするべきですよね。

 

つまるところ、国が事業所に裁量を委ねすぎるというのは大人なんだからそれなりにやるよねという甘い考えです。介護事業所は大人の方が少ないというのに。

 

企業の問題点

ブラックは潰れてください。

上が必死になれない事業所は潰れてください。

売上が足りなくて職員に負担をかけ続ける事業所は潰れてください。

増員が必要なのにしない事業所は潰れてください。

処遇改善手当を偏らせすぎる事業所は潰れてください。

ボーナスも出せない事業所は潰れてください。

やりがいを押し付ける事業所は潰れて下さい。

 

最後のやりがいの所、どうしても言及しておきたいのでお付き合い下さい。僕は介護そのものに自分なりのやりがいを感じているし、無いよりある方が仕事って回ると思っています。でも、でもです。

なんでやりがいという言葉を押し売りするんでしょうか?

ダメ企業やダメ上司は必ずこれを連呼します。命を預かる仕事(この言い方も優位に立ちたがってて嫌いです)だから、感謝される仕事だから、世の中に必要な仕事だからやりがいがあるじゃないかと。

は?思ったことありませんけど?

これらの言葉単独では賛成ですが、それをやりがいとして押し付けるのは安っぽいにも程があるのです。何にやりがいを感じるかなんて人それぞれでしょう、こんな誰にでも当てはめられるような事をドヤ顔で言う程度なら悪いことは言いませんから介護やめて下さい。介護というより社会人に向いてないですよ?げらう!ひあ!

 

心配しなくても職員も利用者さんもホワイト事業所が受け皿になりますよ。なんならブラック経営者のあなた、運転手くらいできるならば雇ってあげてもいいですよ。

職員の問題点

事業所だけボロクソだと不公平なので両成敗です。介護職員全員ではないですが情けない人が多すぎるので書きます。ちなみに心当たりのある人が読むと「こういう事を言う奴は経営者」とレッテルを貼るルールがあるみたいです。超現場人間の僕も同じ事を言われるでしょう。

言っておきますが以下に当てはまる人が30年現場でダラダラと働いても、ガチガチの介護人の5年程度のレベルにすら達しませんからね。能力だの才能だのという漠然としたものではなく、考え方が根本的に違うのです。

 

いつも通りの業務しかしてないのに処遇処遇と言わないで下さい。どーでもいいから文句の前に努力しましょうよ。こんなに頑張って介護してる?みんな同じですそれは努力ではないです。毎日同じことを繰り返す事が専門性だとでも勘違いしていませんか?いつまでも国にクレクレしてないでそろそろ本気出さないと、気付いたらもう頑張れない歳になりますよ。

 

仕事しんどいですか?本当にしんどいですか?なら違う仕事してみてくださいよ、介護より大変な仕事なんて腐るほどあります。逆に介護より楽して収入も高い仕事もあるでしょうね。そこに適応できるのならさっさと転職するべきです。それができないのは適応できないとわかっているからですよね。

 

制度が悪い悪いとうるさいです。世間様も決められたルールの中でやってるんです。会社が気に入らないなら変えたらいいでしょう。出来ないなら諦めて下さいよ。あなたに変えるだけの能力が無いのか、会社がブラックすぎて変えられないのかは知りませんが。でもどちらの理由にしろ文句言いながら続けてるのはあなたですよ?地域にブラックしかなくてどうにもできないなら起業したらいいんです。在宅系ならお金なくてもできます、本気でどうにかしたいなら人間は何でもできますよ。

 

国家資格を取ったのに手当が薄い?月3000円だとしても年間36000円、通信講座とかフル活用した人でも元を取るのに10年もかからないのでは?あなたが比較してる国家資格は取得するのに幾らかかります?何年かかります?しかもあんな簡単な試験で取れてラッキーでしょう。看護師とかが受けるには勉強量が多いですが介護職員であれば普段の業務に、利用者さんのカルテに、どっぷり浸かっている制度に少しでも関心を抱いて生活してれば簡単なんですよ?そんな事もしていないから処遇が上がらないのでは? 

 

とりあえずこのへんにしておきます。どうでしょう?回りにこういう人が必ず居るのが介護業界です。特に施設には多いですね。あとね、当てはまる人が吐くセリフがもう一つある模様ですよ。

介護職をバカにするな

どっかで見た事ありません?僕これしょっちゅう見ます。どう見てもバカにされてない時にも出現するんです、これ言う人に言いたいことがコチラ。

介護職をナメるな

僕は自分なりに必死で介護の仕事をしてきたし、しているし、これからもして行きます。なんて言うのかな…甘ったれた人が他力本願で収入増やしたがってるとか 腹が立つんですよね。

番外編・放送の問題

これこそ個別にガッツリ記事作る予定なんですが、せっかくなので少しだけ。

 

どことは言いませんけど大したコンテンツも作れないくせにスマホからも受信料を取ろうとしているあそこの話。あのですね、介護現場の事を広めようというのは結構なんです。でもね、それを信者集めに使うのやめて下さい。政治的な目的で介護を取り上げるのやめて下さい。障害分野にも同じことが言えるんですが、あなた達の番組って民放以上に作りすぎてますよ?北の放送をバカにできませんよ。

 

もう少し番組の作り方に気を付けて下さい。確かに真実を伝えているのですが、同じくらい誤解を生む原因にもなっています。

 

テレビレス手当とか出そうかな。家にテレビ置かない職員に毎月1万円くらい。受信料払わなくて済む上に手当出るなら僕はすぐテレビ捨てますけどね(笑)

 

はい、ごめんなさい

脱線の極みですよねそうですね。でも反省はしていません。

 

気付いて欲しいのはそれぞれの立場で考えなくてはいけない事は違い、また相手の立場で考えた上で自分の意見をまとめ、それから文句にしてくれよと言う事。何も考えず国が悪いやら事業所が悪いやら職員が悪いなんて言うのは簡単です。でも簡単な事ばっかやってるから誰にも響かないんです。

 

ちょっと伝わりにくいですかね?怪獣ズの相手しながらだから自分でもまとめきれてません(笑)

 

明日はお遊戯会なので、仕事は完全に忘れてパパ業務に励んできます。ではまた!

 

どうでもいい事なんですが…

レイアウトを変更しました、中の人です。

 

旬のネタを投下してしまったため閲覧が増え、改めて読み返してみたところ

 

読 み に く い

 

という事に気付いたので…。

正直、今までレイアウトとかに拘りなんてなかったんです。

でも多数の人が閲覧してくれている以上、それじゃイカンなと。

なのでとりあえず見やすそうなレイアウトをインストしました。

来週さえ乗り切れば少し余裕ができますので、記事を増やして少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

 

 

さしこ

かしこ

介護ブラックを知ろう!該当したら転職するべき?

こんにちは、介護の中の人です。

なにやら見たことのないアクセスがついてて困惑しております。

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか? - 介護とか介護じゃない事とかの独り言ブログ

ショボブログなので閲覧つく事態が珍しいんですが…お金に直結する話題だから興味の引き方が普段の比ではないのでしょう。なのでとりあえず下書きから一つ投下します。せっかく来て頂いてるのに記事が少なくてつまらない思いをさせるのもアレですし…

 

という事でみんな大好き介護ブラックです。介護業界のブラック企業ってどれ位あるんでしょう?僕も統計を取った訳じゃないので(というか取れない)詳細はわかりませんが、大小問わなければ半数はブラックですよねきっと。もちろんうちはホワイトですよ!

それでは行きましょう!

 

 

介護ホワイトってどんなの?

そもそも介護ホワイトなどという言葉があるかすら知りませんが(笑)ざっくり思い浮かぶのは以下の企業ではないでしょうか?

 

  • 残業が無い、もしくは短時間であり残業分は貰える。
  • しっかりボーナスが出る
  • 処遇改善手当が妥当な額貰える
  • 休日がしっかり取れる
  • 施設や設備の整備がされている

 

こんな所じゃないでしょうか?というか、本来これが当たり前なんですよ。電通じゃあるまいし介護事業所ってシフトやなんかでうまく回せば変な残業をしなくても仕事終わるんですよ。利益だってちゃんと出るし(出ないなら撤退すべき)。でもこの当たり前の事業所にみんな憧れる、それが介護業界の現実です。

 

介護ブラックってどんなの?

 

まず言っておきたいのは、程度の違いがあろうとブラックはブラックです。少しくらいならいいじゃない、という事業所側の怠慢を受け入れてはいけませんよね。ざっくり紹介します。

 

  • 毎日残業している。みなし残業を貰っているが、それ以上の残業がある。
  • 休みが週1しかない
  • ボーナス無い…だと…
  • 処遇改善手当が明らかに少ない

 

ネットなんかでよく見ますね…これらは割と介護あるあるなんです。あるあるすぎて事業所側も労働側もブラックだと認識してなかったりもします。さらにパワーアップした介護ブラックRXが以下になります。

 

  • 処遇改善手当がボーナス代わりであり、ボーナスが無くなった

残念ですがどうにもなりません、転職してください。

  • 有給を使わせてくれない ※違法

有給は権利です、会社の許可など必要ありません。また、本人から申し出があった以上は断ることができません。

  • 勤務時間は現場に出ているので休みの日に事務作業(無給)に出ている ※違法

第三者が見て業務量過剰と判断できる場合、残務だろうが何だろうが時間外を含め支給しなければ労働基準法違反となります。

  • 他の人の名前で出勤 ※違法

論外です、介護保険法・労働基準法の両方に違反します。

  • 夜勤→明け→早番 ※違法

コチラも労働基準法違反。夜勤後は退勤時間から24時間の空きが必要です。時間によっては夜勤→明け→日勤もアウト。

  • 辞めさせない ※違法

何が何でも辞めてください。これも有給同様に会社の許可など不要。また、就業規則で「退職の3か月前に申し出る事」とか寝言を言っている場合がありますがこれは無効。法的には1ヶ月前で問題ないです。

 

 

笑えない話なんですけど、ブラックRXもあるあるなんです。ちなみに僕も社畜だった時期があります、しかもブラックRXの会社で毎日すごい量のお酒を飲んでました、酔って自然に寝るまでストレスで寝れなかったですね。本当に金の無い会社で、銀行から借金してボーナス払ってましたよね。

ただ、僕の場合は明確な目的があったので何とか耐えられました。ですが問題なのは、その目的が無いのに耐えざるを得ない、言わば完全に弱者サイドに回ってしまっている方々です。コチラは後述します。

 

なぜブラック化するの?

 

これはそれぞれ解説が必要なので箇条書きは避けますね。

 

経営陣が私腹を肥やしたい

 

たぶんブラックで働いてる人は一番最初に思い浮かぶと思います。確かにこのような経営者は一定数居るんです。しかも通常の売上だけではないからどうしようもない。

 

例えば処遇改善です。処遇改善加算として得た報酬は、処遇改善以外には使えない事になっています。でもでも抜ける所は抜けるんです。社長の娘が現場兼務のサビ管だったとします。処遇改善手当というのは、処遇改善加算として得た金額を対象者の処遇改善のために支給した金額が上回らなければなりません。100万を回収した場合は101万支給すればいいわけで、他にルールはありません。つまりこのサビ管に90万、あとの11万を残りの皆さんに分配するというヤクザ屋さん的な支給方法でも、実質OKという事になってしまいます。

 

また、処遇改善をボーナスの代わりにしてしまうというのも極めて悪質と言えます…が、違法ではないのでどうにもできません。ボーナスの支給というのは義務ではないからです。違法ではないからこそ逆に質が悪いですよね。

 

経営が下手

 まず利益の出ない会社の特徴的なのは下のリンクからどうぞ。 

 

倒産に次ぐ倒産…介護業界も経営下手では生き残れない! - 介護とか介護じゃない事とかの独り言

 

経営が下手という事は、当然会社にお金が無いんですね。つまり出したくても出せない状況になってしまい、結果としてブラック化してしまうというものです。

 

こんな事を言うと現場の方々に怒られそうですが、経営者にとって法人(会社)の存続というのは最優先事項なんです。会社が無くなってしまうと、働いている人はもちろん利用者さんや家族さんにまで迷惑を掛けてしまう事になります。

 

勘違いしないで下さいね、擁護しているわけではありません。会社を残すためにブラック化していい法律なんてありませんので。ただ、ホワイト経営者なら黒字化した際にボーナス的なもので補填してくれたりしますがブラックにそれはありません。会社が大変で、みんなが大変。だからみんなで少しずつ我慢するんだ!的なジャイアンもびっくりな発言を平気でします。とかいいながら役員がしっかり配当貰ってたりするともう最悪ですよね(笑)

 

ちなみにですが、「うちの会社、経営が下手の部分に当てはまりすぎるw」なんて場合には今すぐ退職届を書きましょう。すぐ潰れそうならいいのですが、中途半端に在籍しているとアナタ自身の年齢が重なっていきます。そうなると、再就職が本当に面倒になります。手間とかじゃなく気持ちが。

 

ブラックから逃げよう!

 

当然こうなりますよね。まあ辞められる人はとっくに辞めているわけなんですが…辞めれる人と辞めれない人の違いって何でしょうか?

 

ブラックを辞められる人

 

単純に気持ちが強いから、と思われがちですがそうでもない人だってたくさん居ます。僕個人としてはざっくり二つに分けて考えています。

 

何も考えずに仕事を辞められる人

 

実家に住んでいるから、貯金はそこそこあるから、別に仕事なんて何でもいいから等、特に深く考えず転職できてしまう人の事ですね。コロコロと転職するようだとデメリットにもなりますが、実はそれなりのメリットも。若いうちに多くの企業を内部から見ておくというのは割とプラスになるんです。昭和じゃあるまいし転職が多いと社会人としてうんたらかんたらという時代でもありませんので、そこは変に意識しなくていいと思います。

もう一つデメリットとして退職金が挙げられますが、介護の仕事を30年続けたとして退職金なんてアテになりませんよ。一度計算してみる事をお勧めします、愕然としますよきっと。

 

自分の将来を真剣に考える人

 

この考え方ができる人は堅実な転職をしていると言っていいと思います。もっと自分に使えるお金が欲しい、子どもが産まれるから今の収入では厳しい、土日の休みが無く妻子のクレームが半端じゃない…こういったものを考えた時に急に悟るんですよね、なんでこんな所に居るんだろう?と。

 

日本人は我慢を美徳としますが、ちょっと向きが違うと思うんです。人にうんぬん施したがる前にまず自分の生活を安定させるべきなんですよ。その余裕があって初めて人に余裕を持って接する事ができる。ちゃんと将来を考え、悩み、理想や目標を持って自分からそれに近づいて行かないと。このような前向きな転職は非難されるべきではなく、むしろもっと積極的に推進していった方がいいんじゃないですかね?

 

ブラックを辞められない人

 

結構いますよね、ネットの掲示板とかTwitterとか見てると本当に多いなと感じます。いつもいつも文句ばかり言ってどうして辞めないんでしょう?

 

会社に言うのが怖い

 

怖いって言ったってたかが人間ですよ、熊と戦うわけでもないんです。どっちかというと精神的に疲れたくないんでしょう。でも危険です、退職の意思を伝える程度の事がストレスと感じる繊細な人が、ブラックで今後何年も働くんですか?それいつか潰れちゃいますよ?

 

人によっては怖いというのは分からなくもないですが、精神的にも健康でありたいと願うなら一時のストレスなんて我慢しましょう。じゃないとそれ以上のストレスが蓄積されていきますよ。

 

あと少し我慢すれば…

 

根拠があるならいいですが、これを言う人はほとんど根拠を持っていません。あと数年で嫌な上司が定年だとか、異動になるだろうとか。えっとですね、よく聞いてくださいね。

 

そんなのを上司にした会社が次に優秀な上司を置けるんですか?

 

無理じゃないかな~、というよりその数年が既に無駄じゃないかな~。5年も居れば管理者程度にはなれる世界なんですよ?もっと時間に貪欲になる事をお勧めします。

 

関わっている利用者さんに悪い

 

これよく言う人います。これって「私が辞めたらこの会社困る」と同じで、言ってる人はいいかもしれないけど聞いてる人は

 

(´^ω^`)ブフォwww

 

ってなるんです。どれだけ能力があって愛されてるつもりか分かりませんが、そんなものを理由にして文句ばかり言いながら働き続けるとか謎です。実際に能力があって愛されている人間ならば尚更ですよ、真の聖人か慢性的なドMかです。

 

自分は才能もないし他に行っても変わらないから…

 

自分の能力を勝手に語るのは結構ですし誰も文句は言いませんが、その評価は他人がするものです。会社が伸ばせなかっただけではないですか?本当は才能を持っているのに適材適所とならなかっただけではないんですか?

 

本当は自分に能力があるのだと気づかず延々とブラックに使われているだけかもしれないんです…なんてもったいない!うちに来て頑張るべきですもっと待遇のいい所でその才能を発揮し、自分だけではなく利用者さん、会社、ひいては社会に貢献しましょうよ!

 

慣れた仕事を辞めたくない

 

これ論外のレベルです。高校生かって。

本気でこの理由で仕事を続ける人っていうのは、もはや他人の声が聞こえません。会社の嫌な部分や自分のしんどい話をしている時は究極かまってちゃんタイム。僕が地球上で唯一相手にしない種類の人です。

 

待って、辞めるための記事になってる

 

ええ、そうですね(笑)なんか四方に話が散らかる前に締めます(笑)

 

本来であればブラックなんてものは根絶やしにしたい、それは誰でも思っている事です。でも現実的じゃないですよね。すぐ訴訟だの騒ぐ人っていますけど、その莫大な時間と労力と費用の事を考えると自分のメリットって薄いんです。長年ブラックで働いて、溜めに溜めて訴訟する人なんかも稀に居ますけど…道半ばで倒れてしまえば元も子も無いですし。

 

傷が浅いうちに転職しましょう、誰って自分の人生です。自分あっての家族の人生です。

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか?

こんにちは、年末の忙しさに挫けそうな中の人です。

 

本当は先日参加した相談支援初任者研修の記事を上げたかったのですが、興味深い新聞記事を見かけたので急遽コチラを上げることにしました。

 

追記もあります。そのうち1本化するので期間限定だからと脱線しまくってる記事になりますが

介護福祉士の処遇改善8万円は可能なのか・その2 - 介護とか介護じゃない事とかの独り言ブログ

 

さてさて、皆さんの給料はどれくらいでしょう?介護職員の月給は全産業平均と比較して9~10万円ほど低いと言われております。もちろんこれは平均値ですので地域差等が大きく関係していますが、基本的に同額またはそれ以上の開きはあるでしょう。

これを埋めていこうという国の政策案が出たようですので少しかじってみましょう。

 

 

 

介護福祉士の給料が8万円アップ!?

本当かよ!と言いたくなりますよね、わかります。以前より安倍首相が公約として掲げてきた介護・保育で働く人の処遇改善ですが、ここまで大掛かりなものは初ですもんね。まずはソースをどうぞ、僕はアジシオ派です(目玉焼きの場合)

www.news24.jp

 

ちょっと雑なソースですみません、時間ないのでとりあえず引っかかった記事を使ったので…僕は悪くありません、大したソースも記事も作れない日テレが全部悪いんです。

まずは一旦これまでの処遇改善を振り返りましょう。

 

これまでの処遇改善

 

処遇改善の話になると「貰ってない!」という意見が各所で飛び交いますが、それは後で話すとして(笑)

先に述べておきますが、処遇改善に文句ばかり言う人は少し勉強をお勧めします。現在国が制度として行っている処遇改善というのは、要は麻薬なんです。意味わからない人の方が多いかな…読み終わればわかるでしょう(たぶん)

 

平成24年 処遇改善交付金

 

一人当たり月15000円の処遇改善として全額公費でスタートしましたよね。これが言わば入口なんですね、タバコにしておきましょうそうしましょう。大丈夫です、後で意味がわかります。

公費、つまりは財源が税金なので挙って申請したはずです。また、いろいろと緩かったので余剰があればその分だけ返還すればいいという優しいシステム。入口は甘く優しく、セオリーですね。

この処遇改善交付金から始まる一連の流れには事業所にとって依存じみた側面があります。みんなやってるから自分もやらなきゃいけない、途中でやめると職員が逃げるからやめられない、というジレンマに陥るのですね。

ちなみにこの頃は賃金以外での支給も認められていました、公休増とかですね。

 

平成27年 処遇改善加算・手当

 

一人当たり月27000円の処遇改善を目指し新たにスタートしたのが処遇改善加算・手当です。こちらは利用費同様に公費9割、利用者負担1割となっていますね。また、事業所側にも厳しくなりました。余剰があった場合、なんと全額返還しなければならないんですね。余らせちゃいけないということ。

ヒャッハーーーーーーーーーーー!!!!!

と思った人も多いんじゃないでしょうか?でも現実は甘くないですよね、ブラック企業は幾らでも抜け道を持ちます。誰に幾ら支給したかは最低限だけ守っていればいいんです。これも後述します。

ちなみにこれは脱法ハーブにでもしておきましょう。

 

平成29年 処遇改善手当(パワーアップ)

 

一人当たり37000円の処遇改善を目指しパワーアップしました。それに伴い介護報酬の減額、つまり利用者さんにとってはプラマイゼロ(と思ってもらう)。

大きくは平成27年のものと変わりませんが、算定のための要件は厳しく(というか複雑に)なっています。評価すべきはその要件の中で、経験年数等での具体的な昇給等の条件を明記するルール。あとは特に評価しませんが。

これは大麻にでもしますか。大麻ですよ大麻!だいぶ危険な香りがしてきたでしょう?

 

今回の処遇改善

 

やっとソースに触れますね(笑)

今回の原案では、公費約1000億円を投じて「10年以上勤続している介護福祉士の処遇を大幅に上げる」というもの。もう少し具体的に知りたいところですが情報が少ないので勝手に妄想していきましょう。

 

対象の人数(仮)

 

まず少し計算してみましょうか。

 

1000億÷80000÷12か月=104166.6666…ざっくり104000にしましょう。

単純に10年選手のみを対象とするなら、国の想定する人数は全国で104000人くらい。

介護職員総数195万人(見込み値です、実際こんなにいません多分)

うち介護福祉士は統計値の4割として780000人

介護福祉士780000人のうち10年選手は104000人という試算と考えればいいのかな?

うーん…こんなに少ないかなあ…195万人が悪さしてる気がしますね。まあいいや。

 

上の数字から察するに、財源が足りなくなるので10年までは段階的支給とはならない気がします。9年目までそのまま、10年経ったらドカンと支給される感じ?しかも「平均8万」という言い回しも引っ掛かります。10年目で5万、その後5年を経過するごとに1万ずつ上乗せなんて支給も有り得ます。従事している事業所種別によっても格差ある可能性だってもちろんあります。

あとは10年の算定、これは何とも言えません。同一法人なのか、複数法人でもトータル10年あればいいのか。前者であれば人事異動でのトラブルが想定される(支給対象外への人事異動に応じなくなる等)ので後者になるとは思いますが…こればっかりはお上の考え方次第ですね。

さらにこれは介護職員として従事している人に限られます。つまり現行の処遇改善システム同様、介護事業所に介護業務以外で勤務するケアマネや看護師やってたりすると貰えない率が高いんですね。

そうですよ、マズい事です。

 

介護福祉士処遇改善のメリット

 

いい事は先に済ませましょう。あくまでも介護業界としてのものです、この政策の本質はアベノミクスの歯車でしかないのでしょうけれど、僕は政治評論家ではないのでそちらは割愛します。

以上です、現実とはこんなものです。

あれやこれや言いたがるでしょうけど、可視化できる効果はこの程度。仮に僕が就活中で、10年後に世間に追いつけるよ、介護いいよ!と勧められてもカケラも興味を抱きません。10年も経たないと人並みになれないのかよと考えるでしょう。なので新規に介護職を目指す人数の増加には至らない、現状維持程度にはなるかも知れませんけどね。

 

介護福祉士処遇改善のデメリット

 

大本命でーす(笑)

1分でこれだけ思いつきます。順に行きましょう。

 

介護福祉士の質の低下

 まだ原案なので言いきれませんが、少なからず10年居れば多少の伸びがあると考えていいでしょう。つまりですね、今の時点でも資格取得後に大した勉強をしない介護福祉士が更に学ばなくなる恐れがあるんです。

全員がこんな介護福祉士とは言いませんが、これに該当する介護福祉士が少なくないのが実情ですよ。仕事が忙しくて勉強する暇なんてないとか言いながらモンストはできる、そんな人。

これに関してはせっかく作ったアセッサーやキャリア制度とリンクしてしっかりと支給要件を組む必要があります。

 

②介護関係職で対象外職種の人材不足

 そこのあなた、そうケアマネのあなた。どうでしょう?給料逆転しますよ、しかも大幅に。

あ、介護福祉士持ってるから現場で働く?なるほどですね。

え?看護師からケアマネになったから介護福祉士持ってないし病院ナースになる?なるほど。

 

こうなるとどうなりますか?ケアマネがガチガチで足りなくなるとケースがあふれますよね?そしたら国はどうしますか?

ケアマネの処遇も改善しますか?いいえしません、ケアマネは今後も国家資格にはなり得ないからです。求められる専門性とかは別にして、ケアマネとは本来補助資格です。ソーシャルワーカーが受け持つべき分野ですが何しろ人数が足りない、仕方ないから介護や医療の資格持ってれば受けれる補助資格を作った、それがケアマネ。業務の性格上、事業所内では上級職として認知される事が多いですが決してそんな事はないんです。

ではどうするか?可能性として高いのはケアプラン作成の報酬を増額し、更には自己負担が付くことでしょう。報酬増により事業所ごとに処遇改善を図らせる。今現在自己負担が無いケアプラン作成に負担額を発生させ、家族等がプランを組み負担額ゼロのセルフプランを推進する。我が国の大好きな手法ですよね。

それすらしない可能性ももちろんありますけどね。

 

③いつまで続くかわからないドキドキ感

 こんなドキドキ感いらないんですけどね(笑)

現行の処遇改善すらいつまで続くかわからずドキドキするというのに、この金額が打ち切られる可能性を考えると怖くて夜も眠れませんよね。いつまでこの仕事でメシが食えるのか…この不安というのは相当なストレスであり、介護職員が共通して抱えているものです。不安がない人はめちゃくちゃ評価も処遇も高い所で働いているか、何も考えてないかのどちらかです。

 

ブラック企業の助長

 僕が特に懸念しているのがこちら。自社の痛みで給料上げなくて良くなるじゃないですか。今の給料で何とかでも食いつないでる人が公費で月8万の給料アップ、これブラックはウハウハしますよ。いっぱい増えたんだから昇給しなくていいよねと。なんとか回避する手段を講じてほしいものです。

 

支給方法の問題点

 

さて、だいぶ上の方で述べましたが処遇改善手当には支給に関する問題点が存在します。 以前のブログでも触れていますが、支給方法は事業所の裁量で好きにできるんです。ちょっと例を挙げてみます。

 

例…中の人、Aさん、Bさんが支給対象とします。月の計画値を81000円とします。

  81000÷3=それぞれに27000支給

 

  ホワイトな支給ですね。次はブラックな支給を見てみましょう。

  中の人71000円、AさんBさんそれぞれ5000円、計81000円

 

これが現実ですよ皆さん、処遇改善手当そのものはチョロまかせませんがコレは可能で実際に行われているものです。事業所の中にブラック経営者の親族やら愛人が居たりすると発生します。

 

貰ってない人って本当に居るの?

まあ居なくはないんですが…どちらかというと勘違いが多いです。これは解説します。ブラックについては上で書いてるのと被るので書きませんよ。

本当に貰っていないパターン

 これは2通りあります。

  • そもそも処遇改善加算を算定していない
  • 自分が支給条件を満たしていない

まず前者ですが、処遇改善加算・手当の導入による手間を回避するため算定をしていない事業所というのが少数あります。たまに「貰える人と貰えない人が出て不公平なので、うちの事業所では算定しない」などと大嘘謎の言い訳をする事業所があるみたいですが、本当は面倒なだけです。そんな所で細々と働いてないで転職する事を強くお勧めします。とりあえず本当に手当てが出ていないなら、処遇改善加算を取っているか確認してみて下さい。加算を算定していないのであれば手当は当然出ません。

 

続いて後者ですが、これが意外と多い。処遇改善手当の支給要件は、あくまでも介護職員です。看護師等に多い勘違いなんですが、実際業務が介護だとしてもそれは何の関係もありません。自分がどの職種として勤務しているか、これのみです。ですのでデイ看護師として勤めていて入浴介助や食事介助に入っていたとしても、看護師として勤務している以上は支給対象外です。また、看護師でなく介護職員でも同様の事が言えます。よくデイの手伝いに行くけど自分の所属は介護ではない場合なんかだと支給対象外となります。ただし介護としての勤務時間分、もしくは介護職員と同じ金額で自腹を切って支給している優良事業所だって存在します。あまり褒めないでください、恥ずかしいです。

 

支給されているのに気付いていないパターン

 

あまり居ないとは思いますが…処遇改善に関する支給方法その他については、事業所への掲示等を持って職員に周知するようにと厚労省からのお達しがあります。掲示物ちゃんと見てますかね?見てもないのに個別周知すると勝手に思って、何も聞いてないから出ていないんだろうと判断していませんか?

 

じゃあ平等に全員同額に!

 

という声が聞こえてきそうですが、それは有り得ませんし僕も反対です。簡単ですね、介護職員の質の低下に直結するからです。

 

ホワイトとかブラックとかは置いといて、雇用側としては熱心に仕事をして実績を挙げた人に手厚い報酬を与えたいというのは当然です。ただ在籍しているだけで高い報酬を求めるというのは愚の骨頂、それを得るためには本人の努力が必要なわけです。このような自堕落な考え方をする人はどの業種にも存在するのですが、こと介護業界においてはエンカウント率が倍になります。倍で済むか怪しいですが…とりあえず脱線しそうなのでブラック職員については別記事を作成します、これ以上は言及しません。

 

そんなんで実現するの?

 

ここまで挙げたデメリットを踏まえてもなお、やり方次第では有意義な政策であると言えますのでこれは実現するでしょう。そしてこの政策こそが大麻を超える覚醒剤レベルの存在となります。ここまでで危ないモノが出揃いましたので、まとめて行きましょう。

 

戦慄、処遇改善の恐怖

 

ちょっと盛りすぎたかもしれない(笑)

まずは整理しますね。事業所を毒に慣らすため、国はまずタバコ(処遇改善交付金)をバラ撒きました。みんなやってるよ、大丈夫だよと。ここで事業所は依存性(導入するしかない、導入したらやめられないジレンマ)を持ちます。

 

次に国はタバコを撒くのをやめ、脱法ハーブ(処遇改善加算・手当)を撒き始めます。既に依存を憶えた事業所はこれに手を出すしかなく、続けて同じ理由で大麻(処遇改善パワーアップ)に移行します。

 

ここまで来ると事業所はもう依存度MAXです。ここからは僕が政治家ならという視点でお送りします。

もはや依存の沼から抜け出せなくなった事業所に、僕(国)は最後の果実を与えます、覚醒剤(介護福祉士処遇改善)をチラつかせるんですね。元野球選手とか元芸能人とか、その恐ろしさは皆さんご存知の通りです。どこも申請するしかないんです、平均月8万にも上る処遇向上の可能性があるものをスルーした日にはベテラン全員から辞表を叩きつけられます。そりゃそうでしょう、残ってても貰えないなら今後貰える見込みのある事業所に移っちゃいますもの。かくして対象事業所のほぼ100%がこの処遇改善に申請し、究極の依存が始まります。

 

さて、数年を経過すると一つ問題が浮上します。こんなもの導入したら介護の離職率が下がる、つまりどんどん10年選手が増えるわけです。

 

財源が無いぞ。

 

財源を新たに創設できるアテもない、だったら何かを削るしかない。でもこれをやめたらベテランが居なくなる、何なら日本なのに暴動が起きても不思議じゃない。

 

そうだ、元々の処遇改善加算・手当をやめる時だ(キリッ

 

これまでアベノミクスによって企業、特に大企業は体力を付けていて然りです。追随できない企業は淘汰されるだけです。日本は民主主義国家ですが、社会的には資本主義となりますので弱者の淘汰は必然ですね。という乱暴な理由で処遇改善加算・手当を廃止、加算分より少しだけ低い金額を利用料に上乗せし、利用者さん側にはトータルで引き下げを謳います。そして事業所、多少の売上減少となるもののこれまで処遇改善手当として支給してきた分の維持程度はできるはず。頑張ってねーと丸投げします。

 

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 迷路の悪魔が言っている通りです、事業所にとってここが行き止まり。いくら指導しても職員の処遇を上げなかっただろ?でも制度に強制されたら出来ただろ?出来てたんなら続けろよ、やめたら人が抜けるし来ないんだぜ?という悪魔の囁きで事業所を追い込みます。弱者(選ばれない≒魅力等が無い事業所)は淘汰され、強者(職員にも利用者にも選ばれる優良事業所)が利を得るシステムの完成です。

 

とまあ妄想タイムは終了します。企業努力での処遇改善に「強制的に慣れさせる」、仮にこのシナリオ通りなら介護職員処遇改善交付金から始まったこの一連の制度は歴史に残る政策となるでしょうね。実際はそこまで考えてないかもですが(笑)

 

まとめるよ!

 

今回の原案はほぼそのまま通ることになると思います。その思惑は僕たち介護職員の理想とは違うかもしれない、でも結果的に同じような所に着地する のなら誰も文句は言わないでしょう。

既に10年選手のあなた!どうですか?いきなり8万とは行かないまでも5万ほど月収が増えたらどうでしょう?頑張って耐えてきて良かったなってなりません?まだ介護を諦める時期ではありませんよね!

これを原動力にもっと情熱的に介護と向き合う介護福祉士が増えるのであれば、僕は素晴らしい事だと思います。金の話は汚いと思われがちですが、それが無ければ何もできないのも事実。頑張る理由は人それぞれですもんね。

 

どちらかと言うと、最後の最後に踏ん張らなきゃいけないのは事業所そのもの。ぜひ惜しまず努力して欲しいものです。

 

で、お知らせです。厚労省介護保険最新情報(Vol.612)が発信されております。こういっためんどくさい複雑なものには触れたくないので各自で確認・理解をしておく事をお勧めします。間違って「解説せーや!」という声があれば頑張りますが…今週中は詰まってるので無理です(笑)ではまた!

中の人のポイント生活?

こんにちは。Tポイント偏向量産型凡人、介護の中の人です。全然介護と関係ないタイトルですよね、まあ息抜きです。

 

みなさん何かしらポイント貯めてますよね?僕はTポイントがメインで他はボチボチです。あとネット銀行系のポイントですが、こちらは微々たるもの。アンチクレジット人間なのでデビットしか使わないんです、1秒たりとも借金をしたくない=1回払いですら使いたくない(笑)でも現金を持ってると恐ろしい速度で居なくなるんです。なんでだろう?

 

ということでこの辺のゆる~い記事を書いてみます。ちなみに今回はホントに日記っていうか雑記っていうかそんなものです、具体的な比較もしないしソースも載せませんが中の人の凡人っぷりを世間様に晒すだけのグダグダ回です。

 

大前提!ポイントの選び方

個人的な意見ですし、僕の生活に合わせた形になるので当てはまらない人は

( ´_ゝ`)フーン

くらいにスルーしてください。

 

貯められて使える

貯めるだけならいくらでも貯まるものですが、いざ使うとなると不便なものもありますよね。せっかく貯めたのに使わないなんてもったいない!

幅広く使えるポイント

これですね、これがTポイント推しの一番の理由なのです。使える先が多いというのはそれだけで魅力的。貯めることが快感であまり使わなかったりもしますけど、いざという時に色んな所で使えるというのはやっぱり重要だと感じます。

次いで多いのはRポイントですが、ちょっと加盟店が減少気味ですね。一時の勢いが落ちてきたのか、一般人にはわからない何かをやらかしたのかは分かりませんが…

逆に使い道が少なくて(個人的に)嫌いなのはWAONポイントやポンタです。使い道が少ないというよりほとんどグループ内でしか使えないという範囲の狭さがもう生理的に無理です。ポンタは引換券システムがあるし余計な事業にまで手を出してない分まだいいですが、イオン(ときめきポイント、WAONポイント)は本当に嫌いです。僕はグループ内でカネを回すシステムを非常に嫌います。イオンカードで支払ってポイント5倍、貯まったポイントを使ってイオンでお得にお買い物!みたいなアレですね、経済の回転を少なからず妨げていると思います。なんでもかんでも自社で囲い込みたがると安くもなければ付加価値に特化もしていない中途半端なブランドに落ち着くのが世の常ですが、イオンはまさにその第一線を行っていますよね。

 

自分の購買スタイル、ペースを極端に変えない

たとえばですが、ドコモを使ってる人がTポイントの倍付け欲しさにソフトバンクに乗り換えるというのは考えにくいですよね?おそらくドコモを使っているのであればdポイントが付きますし、ドコモ利用料に対して付与されるdポイントの割合はソフトバンクの倍くらいあったと思います(うろ覚えですが)。わざわざそこまでしてポイントを求める必要は無いわけで、ドコモなら黙って楽天に寄せればいいだけの話。なので、もともと構築してきた自分のライフスタイルに合ったポイントの貯め方を模索すればいいだけだと思います。僕は偶然ソフトバンクユーザーだった、ソフトバンクが偶然Tポイントと提携したから楽に得できると思ってTポイントに寄せた、ただそれだけの事です。

相手(ポイント)が決まったら一途に!

使ってる人はわかると思いますが、ネットショッピングなんかしてるとTポイントやRポイントって+〇倍!みたいになってるんですよね。この〇倍って確かにおいしいんですけど、ほとんどが期間固定ポイントと言って使える先や期間が決まってるんです。しかも買い回りとかでポイント〇倍を維持しなきゃいけないという謎の使命感…こんなものをいくつもやるだけ買い物なんかないよ!という感じでメインのネットショッピング先はヤフー関係に絞ってるんですね。とてもじゃないけど複数のネットショップで倍率維持はできません。

ここからは僕のお買い物先を晒していきます。晒すだけで何も得しないから期待しないでください(笑)

Tポイント系

一番使ってます。なにより使える場所が多いのは魅力!そのぶん貯まるのも早いです。ついでにソフトバンクを使っているのでポイントの倍付けがしやすくていいです。また、Tポイント系アプリでもコツコツポイント貰ってます。

ネットショッピング

まず代表に上がるのはロハコです。これはYahooとアスクルチョメチョメ提携して運営してる個人向けアスクル的なものですね。日用品なんか買ってます、安いのとか買い歩くの面倒なもの(水とか米とか、なぜか安売りに当たらない商品とか)がほとんどですけど。税込1900円以上で送料無料というハードルの低さも有難いですね、他のネットショッピングやストアにも見習って欲しい。YahooとかAmazonとか楽天とかAmazonとかAmazonとかAmazonとか。あとはYahooショッピングとヤフオク、これも結構使います。いずれも期間限定ポイントの倍付けが大きく、貯まったポイントはロハコで日用品買うのに使ってますよ。

今の時期なんかだと人ごみの中を歩きたくないですよね、僕も余計な風邪とか貰って利用者さんに迷惑かけたくないので冬場は引きこもりの修羅と化してます。とはいえ夏場でもあまり行かないです(笑)モノを選ぶのにわざわざ時間を使いたくないんですよね、現物見ないと決められないものなんて服くらいしか無いのでほぼネット。行く時間、見る時間、比べる時間、それを持って歩く時間…トータルするとすごく時間を浪費してると思います。空いてる時間にちょこちょこ見て、お気に入りに入れて、まとめて比較して注文、あとは勝手に届く。素晴らしい時代ですね。

実店舗系

まずファミマやサークルKサンクスですね、僕はコンビニの利用率だけは都会人並です(笑)ただ時間ないからコンビニで済ますわけで、クーポンわざわざセットするのは面倒でやらない事が多いです。

ウエルシアグループに行く時は必ずクーポンチェックします、こっちはデカい!ついでに買い物はポイント3倍になる日曜か月曜にしてます。更に!ウエルシアグループの店舗では20日がお客様感謝デーとなっており、Tポイントで支払いをすると1ポイント1.5円分として使うことができます(最低200ポイントの利用=300円以上の買い物が必要)。これはとても大きいですよね。

ガソリンはエネオス一択。月に4~6万は軽くぶっとんでくので、このポイントを捨てるわけにはいきません…。

通信系

ソフトバンク祭りです(笑)以前はドコモやauを使ってた事もあります。auは独自のサービス(じぶん銀行やウォレット)を利用する人ならば得する場面があるんですが、ドコモって何が得なのか未だにわかりません。

ソフトバンクは金曜になるとミスドサーティワンタダ食い(下品)できますが、それをバラマキとか言われたりしてます。なんなら並んでる人をソフバン乞食とか。でもね、あれ経済効果あるんです。たかが200円そこらのタダ食いをしに行って、ついでに街やモールで買い物をする人だって居るわけですよ。Tポイント加盟店ばかりなのでソフトバンクが全額奢ってくれてるわけでもないでしょうし、仮に全額ソフトバンク持ちでも安い広告料ですよね。通信料を搾り取るだけで大したコンテンツも配信せず、なぜか社会貢献だと思ってるキャリアは勝手に言ってろって感じですね。

 

銀行

Yahoo系のネットショッピングでは可能な限りジャパンネット銀行の口座を登録したYウォレットで支払っています、これだけで2~3倍のポイントになります。ただし通常のジャパンネット銀行のデビット支払で貯まるポイントは渋い(500円で1ポイント=0.2%)上にTポイントではなくJNBスターです。おすすめはジャパンネット銀行の口座で作れるファミマTカード(デビット付)。こちらも通常のポイント付与率は変わりませんが、JNBスターではなくTポイントで貯まります。ファミマで支払いの際は200円に1ポイント(0.5%)付きますよ!ただし僕はカードデザインがちょっと恥ずかしいです(笑)

 

旧王者、Rポイント系

あくまでも僕の感覚で王者だったってだけです(笑)。以前はサークルKサンクスエネオスなど貯まるシーンが多かったのですが、今ではほとんど使ってません。

 

ネットショッピング系

楽天オークション亡きものとなった今、もはや楽天単体でしか貯まってません。その楽天ですら、ヤフーショッピングの価格&ポイントと比較して安い場合のみ使う程度なので年間2回とかそんなもんです。ストア数が異常に多いので安売り合戦の起こる商品は本当に安いんですが、そんな買い物何回もありませんし…。

 

実店舗系

半年に1回くらいマクドナルド、くら寿司、あとどっか(忘れた)に行く程度です。つまり使わないので貯まりません。ファストフードのジャンキーな味を求める1月4日あたりから数日は急に貯まります(笑)

 

銀行系

楽天銀行デビットのポイント付与率は支払い金額の1%と異常に高いので、支払いを楽天デビットでするとポイントがよく貯まります。が、貯めてません(笑)だって僕の生活の中ではポイントの使い道があまり無いんです、それじゃ貯めても意味がない。だから積極的には貯めに行かない=他のデビット使うという図式になるんですよね。

 

お店独自系

あまり多くは持ちませんが、よく行く店のポイントカードはちゃんと持ちます。我が家の食材なんかの買い物はほとんど僕が仕事帰りにするので、嫁様じゃなく僕が持って歩いてます。なのでマイ財布には女子の財布くらいのカードが内蔵されてますよね、お金は入ってないのにばっつんばっつんです(笑)

 

ポンタ

田舎なのでローソンばっかりです、混んでる道なんかだと左側にあるコンビニがローソンのみとかザラにあります。ポイントの貯まりが悪いわけでもないですし普通に使うのでポンタは知らないうちに貯まってますね。新商品の引換券が主な使い道になってます、チューハイとか。お菓子なんかも多いですよね、嫁様と怪獣ズが喜ぶのでたまに交換してます。

 

大嫌いなWAON

田舎なので結局行かざるを得ない場合が出てくるんですよね…だって他に行くところないんだもん。一回の金額がそれなりになる事が多いのでポイントは貯まってます。貯まってるんですが特に使う気にならないので放置してます…嫁様の化粧品買うときにでも使おうかな…

 

スーパーとか

帰りに寄るスーパーなんかのカードは全部持ってます。最近では経営統合という聞こえのいい吸収合併が盛んで、500円に1ポイント(0.2%)というネットショッピングでは考えられない低還元率になってますが無いよりマシ程度の気持ちで。

 

家電量販店

電球が切れた!とか電池が無くなった!などの緊急LINEが届くと、帰りに買って帰らないといけないので(笑)とはいえケーズ電機の安心パスポートくらいです、ヤマダはポイントの期限を忘れる率が高いのでそもそも行きません。いつでもズバッと現金値引きしてもらってます。田舎なので他の家電量販店は遠くて行きません(´;ω;`)

 

実は本命かもしれないデビット利用ポイント

前述の通り僕はクレカが嫌いです。個人的にクレカってのは小さな借金を身近にする事で抵抗を無くして、いつか大きな借金をしてもらうための入り口だと思ってます。急な出費でもすぐに借りる事ができ、なおかつリボ払いで月々の負担が軽くなるというのは確かに魅力的に聞こえますが問題は意識的なところ。借金であるという意識が鈍ると思うんです、クレカ(特にリボ払い)使ってる人どうですか?借金してると自覚してますか?さすがにプラチナやブラックあたり持てる人はリボではないでしょうし、それに見合ったサービスやフォローが魅力で持っているのだと思いますが…一般人であれば手を出すべきものではないかなあと思います。

そんな僕が愛して止まないのがデビットカード。基本的にキャッシュカードにデビット機能が付帯しているんですが、VISAやJCBなど対応するクレジット加盟店で使用できます。現金を持って歩きたくない(なぜか無くなるから)、1秒でも借金したくない、電子マネーにチャージするのもめんどくさい、でも特典は欲しいというわがままをしっかり受け止めてくれる神様のような存在です。

口座からリアルタイムで支払うので借金ではないです。逆に言うと借金ではないためクレヒス作りたい場合には意味を成しませんので、そういった目的でクレカ使ってる人には何の意味もない支払い手段ですよ。

 

住信SBI銀行

大好きです、もし大きいカードを作って貰えるなら長瀬智也さんのように肩に担いで歩きたい。しかもデザインが恐ろしくダサいいまひとつなものが多いデビットカードの中ではトップクラスにかっこいいです。もちろん写真は用意してないのでググってくださいね(笑)

デビット支払いによる還元率は1000円ごとに6円(0.6%)とデビットの中では高めの設定であり、毎月末の金土日(プレミアムフライデーからの3日間)は1%に!他にも給与の受取口座指定や口座引き落としの利用などで少しですが毎月ボーナスポイントが貰えます。貯まったポイントはキャッシュバック申請をすることで口座に入金!僕は小銭貯金だと思って貯めこんでますけど。提携ATMでの預け入れは無制限、引き出しは2回まで手数料無料ですが、会員ランクを上げれば増えますしランクのハードルもシビアではないです。ランク制の銀行には見習ってほしいですね。聞いてますかソニー銀行さんあなたの事ですよ。

あと興味ない人には不要な情報ですけど、住信SBIは外貨の取引がお得にできます。手数料が非常に安いです。

 

ジャパンネット銀行(ファミマデビットカード)

こちらはYahoo系で買い物をする人にお勧めです。上の方にも書きましたがJNBデビットは500円で1ポイント(0.2%)のJNBスターで還元なのですが、ファミデビだとTポイントでの還元となります。また、ファミマでの支払いでは200円で1ポイント(0.5%)と還元率が高くなるため、コンビニを多用するのなら間違いなくコチラを選択するのがいいですよね。

とは言うもののコンビニ利用なんてたかが知れていますし、旨味としては他のコンビニのポイントと大差はありません。このカード、口座自体はJNBなのでYahoo系での買い物、特にYウォレットの口座に指定して支払いをした時に真価を発揮します。これはコロコロ倍率が変わったりする迷惑なヤツなんですが、基本的にはYウォレットで支払うと+1倍のポイントが貰えます。その際に登録口座がJNBだった場合(口座からYウォレットに支払金額を自動チャージして支払うイメージ)に、+1倍(+2倍キャンペーンあり)のポイントが貰えるんです。

例に漏れず期間固定ポイントなんですが、普段の買い物の中から頻度や金額を考慮して一部をネットショッピングにすればいいだけの話なのでかなりお得になりますよ!

残念な点は各種手数料。入出金はそれぞれ月1回まで無料、2回目以降は3万円以上なら無料ですが3万円未満なら162円。ゆうちょATM利用時など324円というヤクザ屋さんみたいな高めの手数料となっています。なので僕の生活スタイルだとメインバンクにはできません。Tポイント加盟店での支払いをするための積立口座みたいな謎のポジションになっています、とにかく毎月残高に関わらず10万入金みたいな。

余談ですが10万にはガソリン代を含んでいるんですが、ガソスタでデビットを使う際に注意しなければいけない事があります。支払いを済ませて残高確認をしていると、待てど暮らせど支払ったはずの金額が口座から減らないという状況があるんですね。デビットカードは支払う際に残高確認が行われ、請求金額以上の残高があれば支払いができるものです。ガソスタもここまでは普通のレジと同じなんですが、なんとこの時に実際の請求をしていません。自分たちの請求業務のタイミングというか、そんな感じで請求をかけるんです。なのでこちらの意図していないタイミングで請求がかかるため、残高不足でエラーというデビットカードでは考えられない事が起こります。これを知らずにいるとクレカでもないのに凍結される可能性もあるので、使用する際は充分気を付けて下さい。

話を戻しますが僕はTポイント加盟店に限り、こちらのカードをTポイントカードとして提示して支払いは住信デビットでという使い方はしてません。面倒ですし、一会計で複数カードをやり取りすると凡ミスでカード重ねて磁気不良とかやりそうで怖いので…

 

楽天銀行

楽天グループでの買い物でザクザクポイントをゲットする上に、前述しましたが普段の支払いでもランク制を除けばデビットカード最高還元率(1%)を誇るやんごとなきポイントゲッターです。楽天LOVEな人であればそのポイントを大いに活用できるでしょう。

しかし!僕は使ってないからわかりません!以上です!

いやカードは持ってるんですけどね、楽天で買い物しないんで…。いっぱい買い物してる人は楽天でザックザクなんですけど、僕のようにYahoo系で足りてるなら別にいいかなと…思いますよ(小声)

ですが、やはり魅力を引き出せる環境の人には最高クラスのデビットカードである事は間違いありません。どこで払おうと1%ポイントバックというのは恐ろしい破壊力ですからね。

買い物パンダカードはかわいいです、自分で使う勇気はありませんが…

 

セブン銀行

田舎なのでセブンが少ないんですが、たまに行くので仕方なく作ったカードです。いちおうここもネットで開設&カード発行できるんですが、比較的遅かった記憶があります。他社の倍は日数かかったはずです、大したセキュリティでもない銀行ですが客選びは慎重なようです。カードできてすぐ幾らか預け入れして以来そのまま、つまりほとんど使っていないです。よく考えたらWAONよりこっちのが悪質ですのでディスっておきます。

まずnanacoポイント一体型にしたのですが、そもそもnanacoポイントはそのままでは使えません。nanacoに移行して初めて使えるのですが、お客様わざわざ手間をかけさせ、しかもネットで処理ができずわざわざレジか機械での移行作業、おまけに他社ポイント等に移せる先がほぼ無いに等しいと、もうバカにされているとしか思えない内容。更にnanacoに移行したところで電子マネーなんて普段使わないもんだから金額もわからず面倒で使いたくないという地獄。

ポイントについてはセブン利用時に1.5%、7&iグループでの支払いで1%なんですが、この中にヨーカドーやヨークマートなどは含まれません。通常のJCB加盟店と同じく0.5%となってしまいます…なんだろう、本当に普及させる気あんのかなってレベルです。ただ単に銀行~購入物の支払いまでの一連の流れを囲い込みたいだけといった意図しか感じません、同じ囲い込み商売をするならせめてイオンには揃えるべきだと思うんですけどね。

ですがやはりセブン常連さんには天国モードだと思います。セブンをよく利用するのであれば、その支払いにおいては楽天カードを超えるレベルの特典になるでしょう。

カードデザインは選べますが、どれも壊滅的にダサいいまひとつです。

 

ソニー銀行

これは使ってないんですが面白いカードなのでぜひ紹介を(笑)ポイントではなくキャッシュバックという分かりやすいカードです。普通に使ってる分には0.5%の還元率ですが、ClubSという独自の会員ランクがシルバーになると1%、プラチナにまで上がればその還元率は2%という頭おかしいレベルへと到達します。でも心配しないでください!

無理です(笑)

シルバーランクですら月末残高300万以上or外貨積立合計額5万以上or投資信託合計5万以上となっています。ましてやプラチナでは外貨積立と投資信託の合計額が1000万以上となかなかの鬼畜っぷり。つまり外貨取引を前提として、なおかつソニー銀行をメインバンクにする覚悟でもなければランクアップは不可能なんです。

あ、真のお金持ちさんはどうぞ勝手にしてくださいね。

カードデザインはおしゃれな感じ、女性が違和感なく持てそうなイメージですね。

 

他にもありますよ!

ここまで自分で持っているものを紹介してきましたが、デビットカードを扱う銀行は他にもあります。やはり各社で特徴に違いがあるものなので、自分に合ったものを選択するのが一番ですね。

 

さいごに

意外と長くなったけどもう少しだけ続きますよ(笑)

僕の先月(H29.10)の獲得ポイントを晒します。特に意識しまくってポイント集めに買い物したわけではないので、割と現実的な月でした。数字はざっくりです。

 

ガソリン…36000円、Tポイント300p(2倍デーあり)

ロハコ…8000円、Tポイント1600p(期間固定ポイント含)

Yahooショッピング…13000円、Tポイント3000p(期間固定ポイント含)

スーパー(食品)とか…40000円、住信SBIポイント250p、Tポイント40p

お酒代…15000円、Tポイント450p(全てウエルシア)

 

大きいものはこれくらいです、出費112000円に対してTポイント5390p、住信SBIポイント250pでした。このほかに消耗品購入、スーパー独自のポイント、コンビニ利用時のTポイントやポンタ等も少しあるんですが、とりあえず大きいのだけ入れてます。

上の合計だけで総還元率は4.6%となっております、なかなか悪くないですね。基本的に安くないものは買わない主義なので、買っているものの価格自体は安いです。安く買った上でポイントバックになっているので割といい結果だと思ってます。

今月と12月はネットショッピングの頻度も金額も上がります(誕生日やらクリスマスやらイベントが多い)ので、たぶん単月で10000pは軽く超えてくると思います(今月はとっくに超えてます)。そのぶん出費も多いという事ではありますが、ホークス優勝と11月11日という一年で最大のセールもあったので出費に対して割と高い還元率でポイント獲得ができている事でしょう。年間トータルで考えると結構得してます、たばこ代のペイくらいにはなってます(この考えはダメですよね)。

 

ただしこれは期間固定ポイントを通常のポイントと同列に考えた場合の話なので、

あんなものポイントじゃないよ!

というアンチ期間固定ポイントの人には受け入れてもらえない計算ではあります。ほぼ毎月ネットショッピングをしているなら期間固定ポイント≒現金という見方もできるんですけど、人それぞれのペースや考え方がありますしね。

 

というわけでこんな生活を送っております。

今月は相談支援の演習が控えていて気持ちが上がらないですが…その演習をディスるフィードバックした記事を書きたいので頑張りますよ(笑)